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【三重】なぜ僕たち捨てたの? 動物愛護会長宅に14匹の子猫放置2008年5月28日
四日市動物愛護の会の雨沢純子会長(69)の四日市市内の自宅の前に、14匹もの子猫が段ボールに入れられ、放置されていた。雨沢さんは「せめて、この子たちが生まれた経緯だけでも知りたい」と、心当たりのある人に呼びかけている。 猫を発見したのは17日朝。夫の一夫さん(69)が午前6時20分ごろ自宅を出ると、洗濯ネットで覆った段ボール箱が置いてあった。中にはペット用のシートが敷かれ、14匹の猫が眠っていた。 アメリカンショートヘアもいれば、シャムネコ系も。体長から生後約1−2カ月とみられるが、「おそらく3匹ぐらいの親が生んだのではないか」と雨沢さんは推測する。 下痢をしている子猫もいるが、ほかは比較的元気。朝4時に腹をすかせて鳴き始め、雨沢さんが注射器でキャットフードを与えている。
猫の生後1年は人間の場合では高校生までに成長する期間に相当し、病気にも掛かりやすいが、数が多いだけに、雨沢さんは「とても面倒を見きれない」とため息をつく。 会は子猫の飼い主を捜す活動もしているが、捨てられた経緯や誕生日を知りたがる人も多い。雨沢さんは「この子たちがもらわれていくためにも、どういう経緯で生まれてきたのかだけでも知らせてほしい」と、捨てた人に呼び掛けている。 問い合わせは雨沢さん=電059(346)8206=へ。 (土屋晴康)
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