経営難の銚子電鉄(本社・銚子市、小川文雄社長)を支援してきた市民団体「銚子電鉄サポーターズ」(西川照幸代表)は26日、同社に安全対策費として額面540万円の小切手を寄贈した。
同サポーターズは昨年1月14日に発足、安全対策のための基金集めや清掃活動を展開。1口1000円で安全対策費を募り、全国の延べ4698人から1658万9779円が寄せられた(3月31日現在)。昨年4月、腐食した枕木2015本分の交換費として同社に970万円を寄贈しており、今回が2回目の寄贈となる。
また、同サポーターズは集まった寄付金の一部99万9600円を使って、老朽化した踏切看板を交換する。
寄贈式は26日に銚子市役所であり、同サポーターズの西川代表は「予想以上の額が集まった」と感謝の言葉を述べた。小川社長も「健全経営に努力している。安全運行のために使わせてもらいます」と頭を下げた。
なお、同サポーターズは26日で基金活動を中止した。【新沼章】
毎日新聞 2008年5月27日 地方版