両毛地域での医師不足対策や緊急医療体制の充実を図る目的で、栃木、群馬両県にまたがる両毛6市で作る「両毛広域医療連携研究会」の設立総会が27日、群馬県館林市で開かれた。事務局は足利市に置く。
両毛6市には、足利赤十字病院(足利市)▽佐野厚生総合病院(佐野市)館林厚生病院(館林市)▽総合太田病院(太田市)▽桐生厚生総合病院(桐生市・みどり市)--などが地域中核病院として存在している。研究会では今後、医師不足の実態などを調べるとともに、救急患者の「たらい回し」がないよう、病院間で役割分担し、県境を越えた連携体制の構築を目指す。次回は足利市で7月上旬に開催する。【中野秀喜】
毎日新聞 2008年5月28日 地方版