少雨・カタブイ/梅雨異変?
沖縄本島地方は22日の梅雨入り後も、全県的にまとまった雨が降っていない。向こう1週間の降水量予報も県内各地方とも平年より少ない見込みだ。ただ、大気の状態は不安定で、27日は午後1時までの1時間に北谷町付近で50ミリの激しい雨を観測した。
一方で、南部は平年に比べ雨が少ない日が続いている。沖縄気象台は「局地的に強い雨が降る『カタブイ』になっている。空梅雨とまでは言えない」と話している。
糸満市喜屋武のトウガン畑で水をまいていた伊禮盛春さん(78)は「今年は雨が降らないので去年より2カ月早く水まきを始めた。1週間に1回は雨が降ってもらわないと農家は大変」と話した。