高度４万メートルからの落下に失敗＝仏人スカイダイバー

【ノースバトルフォード（カナダ）２７日ＡＦＰ＝時事】フランス人スカイダイバー、ミシェル・フルニエさん（６４）の最高高度からのスカイダイビングを目指す試みが２７日、フルニエさんを高度４万メートルに運ぶ予定の気球が風に飛ばされてしまい、失敗に終わった。≪写真は、風に吹き流される気球≫
　気球はカナダ西部サスカチワン州のノースバトルフォードで、早朝の４時半にフルニエさんを乗せて上空４万メートルまで上昇する予定だった。しかし、何らかの原因でゴンドラから外れ、フルニエさんを地上に残したまま、風で吹き流されてしまった。
　フルニエさんは最高高度のほか、最高速度および最長のフリーフォール（落下傘が開くまでの落下）などの世界記録も狙っていた。フルニエさんは２００２、０３年の過去２回、世界記録に挑戦したがいずれも失敗。。０３年には気球が裂けてしまい、今回の挑戦のために高価な気球を新調しなければならなかった。
　今回も失敗に終わったフルニエさんは、「手痛い失敗だ。しかし、これは私の人生の夢であり、再度挑戦して成功させてみせる」と語った。〔ＡＦＰ＝時事〕