「悔しさで心が悲鳴を上げています」。京都府舞鶴市の府立東舞鶴高校浮島分校1年、小杉美穂さん(15)が殺害された事件から3週間を迎えた28日、母親の春美さん(37)が舞鶴署捜査本部を通じ、犯人を憎む心情をつづった手記を報道各社に寄せた。
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【写真で見る】公開された小杉美穂さんの衣服
手記はA4判用紙1枚につづられ「犯人に対する恨み、憎しみ、悔しさで心が悲鳴を上げている」と苦しい心境を吐露。「1日でも早く犯人を捕まえて愛娘、美穂の無念を晴らさせて下さい」と記し、早期解決のために情報提供を呼び掛けている。
一方、小杉さんはマンガ雑誌のコンクールに出品するなど漫画家を志していたといい、中学時代に描いていたマンガ作品も公開した。中学校を舞台に片思いの少女を描いた「アカハナのトナカイの夢」と題した長編の恋愛マンガのほか、幼稚園児を主人公にしたコメディーものの4コママンガなどで、恋愛に悩んだり喜んだりする多感な少女らを愛らしいタッチで描かれていた。
小杉美穂さんの母、春美さんが公表した手記の全文は次の通り。
今、私は犯人に対する恨み、憎しみ、悔しさで、心が悲鳴をあげています。
美穂だけの事を思い、二人で一杯語り合いたいのに、それさえもしてあげることができずにいます。
私も美穂も、この舞鶴が大好きでした。
誰もが思っている事とは思いますが、このような無惨で酷い事件は二度と起きてはならない事です。
犯人は、この舞鶴で普通に生活しているかもしれません。
そんな事は絶対に許される事ではありません。
1日でも早く犯人を捕まえて愛娘、美穂の無念を晴らさせて下さい。
皆様の10分の時間を美穂の為に下さい。
事件の日、自分がどこで何をしていたのか思い出してもらいたいのです。
そして、もし、美穂らしき娘を見かけたのであれば、些細な情報でも良いので教えて下さい。
少しでも早く美穂が天国で安心して暮らせるように、心からのお願いです。
美穂の為にご協力をお願い致します。
小杉春美
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