環境仕様
プリウス

人と地球のために。環境性能を追求することが、“ハイブリッドカーの先駆車”プリウスの使命。
トータルクリーンをめざして
トヨタは環境との調和を図った「トータルクリーン」の理念のもと、「開発・生産・使用・廃棄」のすべての過程で人と地球にやさしい クルマづくりを進めています。生産分野はもちろん、1998年には設計・開発分野において、自動車メーカーとして国内で初めてISO14001*1の認証を取得。また全販売店が「環境ガイドライン*2」に沿った活動を展開するなど、多面的な角度から環境保全に取り組んでいます。
トータルクリーン
ライフサイクルで環境負荷を低減
<LCA(ライフサイクルアセスメント)*4を実施>
走行段階だけでなく、生産から廃棄までの全段階で排出するCO2や大気汚染物質の総量を旧型車に比べて低減しています。
LCA実施結果
リサイクルと環境負荷物質低減のために
<解体性を向上>
材料として使える部品を取り外しやすくするためワイヤーハーネス等に「リサイクル用引上げ用紐」「易解体アース端子」等を設定しました。
<リサイクル性を向上>
前後のバンパーやインストルメントパネルなど内外装品にリサイクル性に優れた樹脂TSOPを使用。また、リサイクル防音材RSPP*3などのリサイクル材を積極的に採用しました。
<環境負荷物質の低減>
鉛、水銀、カドミウム、六価クロムの使用量を低減し、業界目標を達成しています。
鉛使用量の低減
リサイクル関係
都市環境のクリーン化のために
<排出ガスのクリーン化>
三元触媒、VVT-iの採用、空燃比補償装置、点火時期制御装置、燃料蒸発ガス抑止装置などの最適化により、排出ガスのクリーン化をすすめています。時代の要請にいち早く対応したJC08Cモ−ドでの試験を実施し、全車、NOx(窒素酸化物)、NMHC(非メタン炭化水素)排出量において国内最高水準の「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」として、国土交通省より認定を取得しています。
また、車載式故障診断装置(OBD:On-Board Diagnostic System)の機能を強化し、触媒等の排出ガス発散防止装置の性能劣化を自動的に検出してドライバーに知らせる機能を持たせ、環境保全に貢献するようにしました。
排出ガスの低減
地球温暖化を防ぐために
<燃費向上>
温室効果ガスであるCO2排出量の低減をめざして、軽量・高効率なエンジンを搭載しています。さらにVVT-iをはじめとする数々の先進技術を投入、ハイブリッドシステムのパワーコントロールユニット内に可変電圧システムを採用、車両重量の軽量化などを図り、優れた低燃費を達成しています。
<省冷媒化>
エアコンの冷媒にはオゾン層を破壊しない代替フロンHFC134-aを採用。さらに、冷媒の充填量そのものを低減しています。
グリーン税制に対応
全車、グリーン税制に対応しています。
平成17年 排出ガス基準75%低減 平成22年度 燃費基準+25%達成車
*1
ISO14001:国際標準化機構(ISO)が1996年9月に制定した環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格。環境負荷を継続的に低減できるシステムを構築した企業、自治体組織などに認証が与えられます。
*2
トヨタ販売店が自主的な環境対応に取り組む指針。
*3
RSPP:Recycled Sound-Proofing Products
*4
LCAは資源採取〜廃棄・リサイクルまでの各段階で、クルマが環境に与える要因を定量化し、総合評価する手法で、ISO14040シリーズで国際標準化されています。

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トヨタ プリウス環境仕様




車両型式
DAA-NHW20
エンジン 型式 1NZ-FXE
総排気量 (L)
1.496
燃料 無鉛レギュラーガソリン
駆動装置 駆動方式 2WD
変速機 自動無段



燃料
消費率
10・15モード 燃料消費率(国土交通省審査値)*1(km/L) 30.0 *2 33.0 *3 35.5 *4
CO2排出量(g/km) 77 70 65
JC08モード 燃料消費率(国土交通省審査値)*1(km/L) 27.0*5 29.6*6 29.6*6
CO2排出量(g/km) 86 78 78
参考 印の数値の車両は「2010年度燃費基準*7」、
印の数値の車両は「2015年度燃費基準*7」をクリアしています。また、グリーン購入法にも適合しています。
主要燃費向上対策 ハイブリッドシステム、アイドリングストップ装置、自動無段変速機、可変バルブタイミング、電動パワーステアリング
排出ガス JC08H+JC08Cモード認定レベル(国土交通省) SU-LEV*8
認定レベル値
(g/km)
CO 1.15
NMHC 0.013
NOx 0.013
参考 八都県市指定低公害車の基準に適合
車外騒音 適合騒音規制レベル 加速騒音規制値:76 dB-A
エアコン冷媒使用量(冷媒の種類) (g)
450(代替フロン HFC134-a)
環境負荷物質の使用量
自工会自主目標達成(1996年比1/10以下)
水銀 自工会自主目標達成(2005年1月以降使用禁止)
カドミウム 自工会自主目標達成(2007年1月以降使用禁止)
六価クロム 自工会自主目標達成(2008年1月以降使用禁止)
リサイクル
関係
リサイクルし易い材料
を使用した部品
(TSOP)
フロントバンパー、リヤバンパー、サイドマッドガード、カウルルーバー、フェンダーサイドプロテクター、
床下空力カバー、内装材(ピラーガーニッシュ、ドアトリム、ルーフサイドインナーガーニッシュ)等
(TPO)
ルーフモール
樹脂、ゴム部品への材料表示 あり
リサイクル材の使用
(RSPP*9 ダッシュサイレンサー、カーペット嵩上げ、消音材
(リサイクルPP*10 デッキボックス
(再生ペット材)
トランクマット

*1
燃料消費率は、定められた試験条件での値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。なお、JC08モード走行は10・15モード走行に比べ、より実際の 走行に近くなるよう新たに設けられた試験方法で、一般的に燃料消費率はやや低い値になります。
*2
195/55R16タイヤ装着車で車両重量1280kg以上の場合。
*3
185/65R15タイヤ装着車で車両重量1270kg以上の場合。
*4
車両重量1260kgの場合。
*5
195/55R16タイヤ装着車。
*6
185/65R15タイヤ装着車。
*7
省エネ法に基づき定められている燃費目標基準。
*8
平成17年度基準排出ガス75%低減レベル。
*9
RSPP:RecycledSound-ProofingProducts
*10
リサイクルPP:Polypropylene


■装備類の詳しい設定につきましては主要装備一覧表をご覧ください。
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