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大相撲:北の湖理事長“横審がヤレと言うから…”

 大相撲夏場所千秋楽の横綱対決で勝負が決した後に、にらみ合いなどの醜態をさらした問題に関し、北の湖理事長(元横綱)は27日、朝青龍(27=高砂部屋)と白鵬(23=宮城野部屋)の両横綱を東京・両国国技館に呼び出し、厳重注意した。だが、両横綱は場当たり的な反省の弁に終始。北の湖理事長も横審の要請による注意であることを強調するなど、あらためて“トップ3”の危機意識欠如が浮き彫りとなった。

 異例とも言える両横綱への呼び出し。先に登場したのは白鵬だった。午後1時すぎ、堂々と一般用の通用門から国技館入りして約6分間、北の湖理事長らから厳重注意を受けた。報道陣に囲まれると表情を曇らせながら「協会あっての自分と思っている。申し訳ない気持ち。ちょっと冷静さがなかったと反省しています」と淡々と語った。直後に現れた朝青龍も約6分間の“お説教”を受けたが、表情は終始仏頂面。「理事長から厳重注意を受け、反省しています。今後、こんなことがないように気をつけたいと思い。はい、終わりです」と語ると、足早に車に乗り込んだ。コメントした場所が会見の場ではなかったとはいえ、ともに頭を下げるわけでもなく、その棒読みな謝罪からは“場当たり的”な感はぬぐえなかった。

 呼び出した北の湖理事長は「横綱として自覚することが大事と厳重注意し、普段の生活からき然とした態度をとるよう通告した」と説明。だが、白鵬のみが悪いという主張から一転して「ケンカ両成敗」で収拾を図ったことには主体性のなさがありあり。揚げ句の果てには「2人を呼んだのは横審から要望があったから。横審が両方に注意した方がいいと言った」とという無責任な言葉まで飛び出した。

 この日も相撲協会には抗議電話が殺到した。応対した職員によると「(抗議の)9割が北の湖理事長と朝青龍に対するもの」という。昨年の相撲界は度重なる騒動で世間からの信用を失墜させたが、協会を支えるトップ3人の意識が変わらなければ、本当の意味での信用回復は到底望めそうもない。(スポニチ)

2008年5月28日

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