岡山放送局

2008年5月27日 18時20分更新

就実中学・高校が一部共学に


岡山市で100年以上、女子だけの教育を行ってきた私立の就実中学校と高校は、来年度から一部のコースで男子生徒の募集を始めることになりました。

男子生徒の受け入れが始まるのは、就実中学校の定員30人の特別進学コースと就実高校の定員150人の特別進学コースです。

就実中学校と高校は明治37年に、前身となる「岡山実科女学校」が創立されて以来、100年以上にわたって女子だけの教育を行ってきました。

しかし、少子化の影響に加えて、難関大学への合格実績をあげて学校の生き残りを図る必要が出てきたため、来年度からの共学化にふみきったということです。

就実中学校と高校の森木正隆校長は「特に理系の分野で男子の思考の仕方が刺激となり学校全体の学習意欲が高まると思う。将来は、国公立大学の合格者を今の倍以上の100人に増やしたい」と話しています。

就実中学校と高校では現在、トイレや更衣室、グラウンドの整備を進めていて、早ければ平成24年度にも全てのコースを共学にする予定です。