自民党の党政務調査会の職員(農林部門担当)が企業献金を自分自身の個人口座に振り込ませるという不祥事があったことが27日、分かった。伊吹文明幹事長が記者会見で明らかにした。
自民党筋によると、この職員は関東地方の企業の社長に献金を依頼し、約700万円を個人口座に入金させていた。党側の調査で事実が発覚し、党は企業側に献金を返還。職員は3月末に退職した。自民党は事実上被害がないことから職員の告発は見送ったという。