四川大地震の映画化進む　１０本近くと上海紙

　２７日付の上海紙、文匯報は、中国・四川大地震の救援活動をテーマにした映画の制作準備が進んでおり、現時点で１０本近くに上ると報じた。映画を通じて被災民への支援を訴えるのが目的としているが、困難な生活を強いられている被災者を刺激する内容を避けるべきだとの意見も出ている。

　同紙によると、上海の制作会社が被災者救済に焦点を当てた教育映画の撮影を進めているほか、中国映画集団などが「●（＝さんずいに文）川１６８時間」と題したドキュメンタリー映画の撮影を開始、今年後半に中国全土で上映される予定。

　陝西省西安の制作会社も地震発生当時の状況を再現した映画の撮影を今月末に始める見通し。香港の映画スター、ジャッキー・チェンさんも四川大地震に関する映画を制作する考えを明らかにしている。（共同）