札幌放送局

2008年5月27日 18時50分更新

3女性を乱暴 男に懲役16年


函館市内で3人の女性を乱暴した罪などに問われている無職の38歳の男に、函館地方裁判所は「被害者の人格を顧みない、きわめて悪質な犯行だ」と指摘して、懲役16年の言い渡しました。

この裁判は函館市栄町の無職、酒井政彦被告(38)が、去年9月、函館市内の路上を歩いていた20代の女性の顔を殴って車の中に閉じこめるなど、4年間に3人の女性を乱暴したとして、逮捕監禁などの罪に問われているものです。函館地方裁判所で開かれた27日の判決で、柴山智裁判長は「いずれの事件も女性に命の危険を感じさせるほど脅迫をした上で暴行を加えており、被害者の人格を顧みないきわめて悪質な犯行だ」と指摘して、懲役16年を言い渡しました。
検察側の求刑は懲役24年でした。