読売新聞は「無能・痴呆老人が読む新聞」(笑)


「新入社員の質落ちた」という人に聞きたい、採用したのは誰ですか(ニュース畑) - goo ニュースについて.

 メールを出そうとして goo のトップページのビジネスニュース欄を見たら,こんな記事が出ていた.何でも日本生命のアンケートをもとに読売新聞が「若い者は使えない」と一方的な見出しをつけたんだそうな.入社して1〜3年は使えないのが当たり前で,上司に教育力がないという若手の言い分も分からない訳ではない.実は,教育係の上司に「ゆとり教育」世代が入ったのがこの悪循環の原因なのだ.

 確かに「ゆとり教育」以降,子供たちの「学力」は見るも無惨にがた落ちした.ここでいう「学力」は偏差値などの「受験学力」ではなく,「読み書き計算」などの「生きていくための学力」「生きる希望を持つための学力」である

 よく考えてもみたまえ,文部省の寺脇研が「ゆとり教育」を打ち出すやいなや,子供を含める若者の自殺・いじめ・ストーカーが急増したではないか.なぜか.生きる希望を見出せないから自殺・いじめ・ストーカーなどに走るのである.大人だって,偉い身分の人がストーカーや痴漢で捕まっているじゃないか.その原因の一つはやはり仕事の重圧感に耐えきれなくなって,弱い者=女性へと転嫁してしまうせいではないだろうか.

 実は,この寺脇研自身も受験戦争の犠牲者である.彼は福岡県の医者の家に生まれ,ゆくゆくは医院を継ぐものとして,鹿児島のラ・サール中高へ進学させられた.しかし,彼には理科や数学の才能がなく,結局落ちこぼれて東大文1へ進学することになる.理科系の人間なら誰でも知ってる事実だが,東大文系の入試問題は高校の中間・期末レベルの極めて優しい問題であり,これが解けなければ理科系へ進学するのを諦めた方が良いと言われる程度のものだ.理科系の6問でも,満点を取るのがごく当たり前程度の易しい問題なのである.私自身気象大も含めて,趣味で数学や物理をわざと後ろから解くのが好きだ (1問につき2〜3分で暗算できないと困る).

反対に京大や阪大はわざと難問を1〜2問混ぜておいて,第一問から順番に解いていく要領の悪い奴をそこでストップさせる意地の悪い形式だ(笑)

 そして,寺脇は文部省へ戻った途端,受験戦争への「逆襲」を始める.ところが彼は実際の教育現場に立った経験がない.だから生徒の心理や学力は数値でしか知らないのだ.これが寺脇の最大の欠点である.東大文1へ進学する程度の偏差値だから,当然高校時代に先生の代わりに授業をしたなんて経験はないだろう.そして級友から散々突っ込まれて恥を掻いたなんて経験は恐らくあるまい.私は数学や物理や化学で先生の代わりに夏期講習などで授業をしたことがある.数学なんて5通りも6通りも解答を書いて,自分の解きやすい方法を覚えてくれ,なんて言ったことは何度もある.そうしたら,夜に行ってる予備校の先生とお前同じこと言ってるなと笑われたことも.

ここで私が「秀才だったことを自慢している」とかぎ取った人は,文脈がまったく分かっていない.こんなことは国立理系の医学部進学程度の学力がある人なら誰だって通過してきたはずだ.

 ここまで書いてくると,ここ数年,寺脇が文科省を辞職してから書きまくっている「言い訳」の本の内容が全部インチキであるということが証明されたことが皆さんにも分かるだろう.官僚にしかなれなかった,落ちこぼれ文1の言うことなど,所詮は紙屑しか量産できなかった惨めなカラスなのだ.カラス〜何故鳴くの〜カラスの勝手でしょ〜♪(笑)

 同様に,読売新聞がつけた見出しも,記事の内容を無視して,特定のイデオロギーへと国民を導く,読売新聞特有の傾向だと言えよう.つまり,こんな赤新聞をまともに読む奴は,無能人間であり,痴呆老人なのだ.産経新聞が大阪の最下層の人間をターゲットにしているのと同じである.

産経新聞の広告欄を一度見ると良い.サラ金や闇金のCMや,それらに追われた人々が逃げ込む最後の囲いの「パチンコ屋の住み込み (夫婦可)」ばかりである.本来,司法書士や弁護士がするべき仕事をパチンコ屋がやっているという現実が,今の大阪のめっちゃ悲しい不況の現実なのだ.
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コメント
 
 
 
お仕事ご苦労様でした! (恩義(Oblige347))
2008-05-27 18:50:26
 kaetzchen様、お仕事ご苦労様です^^

こちらも、あと大学生活最後の試験が2日後に控えております。 んでも、まぁ今まで宿題もちゃんとこなしてきたし、こつこつと予習復習してきましたのでさしたる問題は無いですが。 今、朝起きてしばらくしたところで、窓から見える大聖堂を眺めながらイングリッシュ・ティーを片手に朝のネットチェックをしております。


 さて、日に日に悪くなる日本の教育事情、本当に唖然とするばかりです。

 なぜか、今まで日本は庶民が頭が良い人間が多いなどというデマを振りまいてきましたが、結局昔から庶民の中に馬鹿が多いように思えます。 これは、民主主義の癖して、あんな政治を慣行している国民性を垣間見れば明らかに納得できますがw。

 そして、更に、政府も教育も悪くなる一方…。 そして、そういうことにある程度の危機感は感じていても具体策の思いつかない愚民に似非エリート…。 遺憾極まるばかり!

 実は、小生は日本の教育制度では非常に頭の悪い典型として見なされて来ました…。 相当な劣等感を負わされながらも自分自身に誇りを持ち最後まで自分をあきらめなかったからこそ今の自分がありますが、そこまでたどり着くのには相当な茨の道でした…。

 基本的に、知識の詰め込みが苦手で愚劣な人間と溶け込むのが苦手だということで、勉強ができないだの社交性が無いだのと言われ罵倒され続ける青少年時代をおくりました…。


 小生はkaetzchen様と違って、日本で勉強が全くできない人間でしたので、帝大への進学など毛頭考えたこともありません。 それに、学校教育が本当に嫌いだったために、結局、高校を普通の高校から特別な高校へ転校せざるをえなかったのですが、そこではかなりフリーな時間が持てるようになりましたので、英会話学校での更なる鍛錬、県庁の主催やカトリック教会の主宰の国際交流ボランティアへの参加、そして絵画教室へ通ったり、数学と世界史の独学などに時間をまわすことができました! 日本の教育機関なんかで勉強するよりも、本来学問として学ぶことをいっぱい学んだ10代最後の時期でした。 この時代があってからこそ、小生はスコットランドに渡り、勉学に励み、社交生活にて数多の人々と溶け込み会うことができるようになったのです…。 
 
 
 
私は「勉強ができた」訳じゃない (kaetzchen)
2008-05-27 21:22:05
 恩義さん,馬鹿なネットゴキは相手にせず,今は自分の世界にこもって下さいね(笑)

|  kaetzchen様、お仕事ご苦労様です^^

 あはは,先週で仕事は退職しましてね,最後の立食パーティでの名刺交換もせずに飛行機で逃げ帰ってきました.今は部屋の掃除が忙しいです.いらない古本なんかをヒモでとじて古本屋に取りに来てもらったり (何せマンガを含めて十万冊近い (理系は少ないのだ).ちなみに大学卒業時には2万冊ほど),とにかく部屋の中が本で埋まっているので何とかしないとならない.近日中に家庭教師でも始めようかなと思ってますけど.


| こちらも、あと大学生活最後の試験が2日後に控えております。

 真面目にやれば,留学生活の方が充実すると思いますよ.ただ,院に上がると無茶苦茶忙しくなりますけどね(笑)


|  さて、日に日に悪くなる日本の教育事情、本当に唖然とするばかりです。

 昔は英国病なんて言われてたけど,これは結局階級社会が生み出したものでね.今の中国がまさにこれになりつつあります.四川省のような僻地では暗記至上主義の教育が行われてましてね,理科系の考える技術者が育ちにくいという悪癖が今でも残っています.僻地では中高一貫校だけですよ,理数系の学生を育てているのは.まさに日本も県立の中高一貫校がそのようになりつつあります.悲惨なのが山口県で,県内一を誇った進学校の下関西高から東大・医学部進学者がゼロになったのです.優秀でお金持ちの生徒はみな,隣の北九州市へ電車で通うのです.岩国も同様で,岩国高の進学率が落ちて,高校野球の有名校へとなりつつあります.


|  なぜか、今まで日本は庶民が頭が良い人間が多いなどというデマを振りまいてきましたが

 と,言うより,GHQの改革で9年間が義務教育となり,給食制度など,下層階級へ手厚い補助をしたのがその「デマ」の出所です.その結果,60年ごろから急速に高校・大学進学者が増え,資格や技術を手にした中堅労働者が大量に輩出されたという背景があります.この辺が階級社会の英国との大きな違いですね.英国の場合,高等教育を受けたインテリ層は全んどが上流階級の出身で,しかも少数精鋭である.日本だと2001年にノーベル化学賞を取った名大の野依先生が元皇族だから,当然生活費のことなど考える必要なしに研究に没頭できた訳です.私の恩師も実は零落れ貴族で,Sir! と呼ばないと振り向いてくれなかったんですよ(笑)


| 結局昔から庶民の中に馬鹿が多いように思えます。 これは、民主主義の癖して、あんな政治を慣行している国民性を垣間見れば明らかに納得できますがw。

 こらこら,英国連邦の悪い国民性が恩義さんにも染み付いてきましたよ(笑) 民主主義というのは「多義性」を持ったテクニカルタームなんです.例えば中国の例を出すと,中国の国名は「中華人民共和国」ですよね.つまり共和制をとり人民を主にする=民主主義の国だ,と主張しているのです.英語の国名を見れば分かりますよね.ところが,資本主義の側からすると,それは困るという訳です.だから,チベット問題のようにチベット人留学生を CIA のスパイに仕立て上げて,チベット自治区や四川省で騒ぎを起こさせるのです.でも,チベット自治区が国家として独立した事は今までわずか一度で,隋や唐の時代からずっと,チベット自治区は中国の援助がなければ餓死者が毎年出ていたのです.

 同じことは日本でも「封建制」を悪者扱いするイデオロギーがあります.水戸黄門というテレビドラマが典型例ですけど,田舎に悪い代官がいて,それを副将軍の水戸黄門が成敗しに行くというストーリーです.田舎の代官は必ず私利私欲に走るという大前提がないとこのドラマは成立しません.実際,地方の市長など偉い役人にはヤクザとつるんだりして私利私欲を求めるような人が3選もしてたりします.しかし,これはよく考えると江戸時代の「封建制」と全く同じドラマなんですね.なぜなら,日本の選挙は外国から見ると独特で,選挙ポスターの掲示板が公費で建てられそこ以外には貼られてはいけないとか,名前の連呼ばかりでうるさいとか,創価学会=公明党の嫌がらせ電話に怯えなくてはいけないなどの「馬鹿」が多く,確かに「民主主義」とは言えない.ところが総務省が他の国の選挙をビデオにして啓発するという意欲がまったくない.Japan as No.1 で,他国に学ぶという敬謙さがなくなってしまったのが,恩義さんの言いたいことのエッセンスではないでしょうか.留学して日本との違いをつくづく感じたというだけでも,私は良い経験だったと思いますよ.


| ある程度の危機感は感じていても具体策の思いつかない愚民に似非エリート…。

 いわゆる官僚 (正確には政策を立案する事務官) も普通の人間ですよ.日本人の「常識」から外れることは絶対にありません.外れたらその場で馘を切られます.だから「愚民」という言い方はやめた方が良いです.寧ろ,なぜ日本人がすべて「愚民」なのか,を考えた方が前向きです.具体案を創出するのはそのあとですね.


|  実は、小生は日本の教育制度では非常に頭の悪い典型として

 たまたま,行った学校や塾に合わなかったんですよ.地域の環境が悪くて,溶け込めないという人はたくさんいます.そして,恩義さんのように,外国の学校へ行って,やっと救われたという人はたくさんいます.


|  基本的に、知識の詰め込みが苦手で愚劣な人間と溶け込むのが苦手だということで、勉強ができないだの社交性が無いだのと言われ罵倒され続ける青少年時代をおくりました…。

 勉強ができるできないは,単純なテストの点数の問題だったんじゃないかなぁ.アホとつきあえんわ,では他人を突き放すばかりで,先に進みません.「社交性」にしても,これは日本人特有の「日本イデオロギー」と私が定義したものです.そういう意味では恩義さんは就職も日本へ帰らずに,英国連邦で活躍されることをお薦めします.今の時代はそれができますからね.


|  小生はkaetzchen様と違って、日本で勉強が全くできない人間

 う〜ん,そういうふうに見られてしまったのかなぁ.単純にうちはお金がないので最初から私学への進学は諦めてたんですよ(笑) それと,私は「勉強ができた」訳でなくて,「勉強が好きだった」変人なんです.これには小1の頃からの祖父母の教育のおかげもありました.いとこが全員集まって,論語の岩波文庫を開いて,し,のたまわく,と音読すると,自然に頭に入っていくんです.そういう意味では教育環境の違いも大きかったのではないでしょうか.それと私の実家は建築設計事務所をしてまして,公団のアパートを2軒借りて片方を事務所にしてたのです.当然,親父は私を工学部へ入れるためもあってか,コピー取りやら電卓での計算やら様々な雑用をやらされました.工業高校や高専で習うような高度な製図も習って,勉強ができるできないの問題じゃなかったんです.勉強は学校の帰りに図書館に寄って門限の9時までやって電車で彼女を送っていく……そういう毎日でした.土日は当然,ヘルメットを被って親父と「監理」へ.図面通りに建物が組み上がっているかを監視するんですね.これを一生続けるのか……と思ったのが,工学部へ行かないという決心の最初だったのですけれども.
 
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