(cache) 2001/02F

ゴルフ首相

　日清の「eヌードル」。「チェキラ」「東京ウォーカー」等の「奇抜なアイデアが災いして売れない系」のカップめんだなと思ったら、結構うまいでやんの。
　とはいえ、やっぱり根本的に奇抜なのと、6分以上レンジにかけなければならない（とはいえ、通常のカップめんでもお湯を沸かす時間を考えればそんなに変わらないんだけど、イメージの点で）という理由で売れないとは思うんだけど。

　ジャンク屋で500円で買ったAAUI-10BASE-Tトランシーバ大活躍中。
　ところで、このトランシーバ、通常時は赤色LEDがつきっぱなしで、データのやりとりがあるとLEDがチカチカ消えるんだけど、これはそういう仕様なの？普通は逆じゃないの？
　いや、別にデータのやりとりはできるし、LEDも見ないから、なんの問題もないんだけどさ。

　必読「著作権か『コピーレフト』か」

　例のアメ公さん潜水艦で神風特攻事件がらみの森ゴルフですが、本質的には川路さんの日記（2/12）に同感。
　政府機能をシステムとして考えるなら、森君がゴルフしてようが料亭に行っていようが、なんら関係はない。せいぜい携帯電話を（文面を得るために、ノートパソコンも必要かな？液晶テレビやラジオも？）持っていれば問題ない。
　冗談をいうならば、プライベートならば私邸でインパクサイトでも見物してれば、すぐに対処できたし「森はインターネットができる。さすがIT首相」くらいの事は言われたり、インパクの注目度もアップしたかもしれないのにな。しかし、よりにもよってゴルフ（＝金満怠惰というイメージ）とはねぇ。
　あと、追記しておくとすれば、首相が心配をしなければならないのは、例の沖縄米軍基地司令官の誹謗メールの件なども含めての「アメリカ軍との関係性」であって、それ以外の感情的な部分に留意する必要は本来はないということだ。だから、誰が言ったんだかは知らないが「自分の息子だったら、ゴルフなどしていられないはず」等という意見は的外れもいいところである（だいたい、日本で毎日どれだけの人間が死んでいる（事故、老衰、病気に関らず）と思ってるんだろうか？）。
（今「"裏"日本工業新聞」（2/14）を見たら、そのようなことが書かれてるな）

　22日からフレッツ環境へ移行。佐野にもようやく文明開化が。

01/02/12

「差別」を分かってない人達

　たまたま「黒人差別をなくす掲示板」を見ていたら面白いネタがあったので転載。

日本人が黒人を差別するようになったのは戦後から

「国民の歴史」(西尾幹司著)という本をみていただければわかると思うんですが、日本は有色
人種にとって希望の国だったみたいです。
日本に戦前にきた黒人の方も、日本から新しい時代（人種差別のない時代）が見えてきたてき
な粉とを行っているのです
にっぽんはせんぜんにあったパリ条約という世界で初めての国際会議において唯一の有色人国
家として出席し、アメリカの出した１４条の法案に対し足りなかった項目として国際会議上で
人種差別撤廃を訴えた世界最初の国なのです。そして投票の結果賛成多数をとった、しかしア
メリカは土壇場になって反対に回り、「このような重要な法案は全会一致でなくてはならな
い」
などというようなことを言って棄却に追い込みました。戦前の日本の大東亜共栄圏というもの
も人類はみな天皇のもとに平等である」という考えで戦時中だって日本が植民地でひどいこと
をしたといわれているが、あれは単なる開発独裁であり、欧米がやっていたただ働かせるだけ
というのとは違いますし昭和２１年から台湾人から国会議員を出すことにもなっていたので
す。
それにもし日本人に差別をしようというと思っているのなら、朝鮮人や台湾人に日本名を名乗
らせたりしません、だって名前が日本人だったら彼らを差別できなくなるんG$9$h!"$/$Y$D$G
きなくなるでしょう。
初めて黒人に会ったとされる有力者織田信長だって、ヨーロッパ人の奴隷として使わないかと
いう誘いにたいし、きっぱりと断っています。
それに、日本とアメリカが戦争を始めたとき、アメリカの新聞は太平洋戦争は人種戦争いなっ
てしまったとかいたのです、そして戦争が終わった時にアジアとアフリカは次々と独立して
いった。
残念なことに戦後日本は戦時中のことをすべて否定してしまったため人種平等の精神も否定し
ているみたいだ、だから日本人の黒人差別は「おくれているから」ではなくて「どこかおかし
くなってしまった」のほうが正しいんです。
とにかく「国民の歴史」を呼んでみればわかると思います。

　どわーっはっはっはっ。最高のネタじゃないですか。
　特に、

それにもし日本人に差別をしようというと思っているのなら、朝鮮人や台湾人に日本名を名乗
らせたりしません、だって名前が日本人だったら彼らを差別できなくなるんですよ、くべつで
きなくなるでしょう。

　このくだり最高。

　差別の概念というのは「差異性を奇異とする」事ですよ。つまり、差別をしないというのは「差異性を認める」事であって、朝鮮人や台湾人を無理矢理日本人にすること、すなわち「差異性をなくす」ことではありません。（「いわゆる戦後平等教育」でも、当初は後者の認識だったが、現在では前者の認識に移行しつつある）
　他にも、朝鮮人や台湾人を日本人にしたら「昭和２１年から台湾人から国会議員を出すことにもなっていた」ことに意味がない（だってみんな「日本人」なんでしょ？）とか、なんでそういう大日本帝国の歪んだ社会認識（もちろん「当時は世界的にそれが当たり前だった」という反論もあるだろうが「そういった認識を現在において正当化する」ことと「当時の人の考え方を尊重する」ことでは話が違う）を分かんないかなぁ。

　こういう人は「国民の歴史」なんて本ばかり読まずに、こういうサイト（視覚障害者とバリアフリー社会）を真剣に読んでほしいなぁ、（特に「意識上の障壁（心のバリア）」）と思う所存。

01/02/11

早い早い　早いマシンのG3

　深夜の12ちゃんねるでフレイヤ様とバリアー星人2号が戦っていたな。(´ー`)y-‾‾

　新しいMac受け入れ準備のために秋葉に行って来た。
　必要なもの
　・イーサネット接続のためのAAUI-10BASE-Tトランシーバ。
　あればいいもの
　・内蔵FAST-SCSIを取り出せるやつ。

　前者はメーカー品が3500円程度なんだが、ジャンク屋で500円で売っているのを見かけたので購入。取り合えず現時点ではMacが一台しかないので、パワーが入るかだけチェック。発光ダイオードが光っているのでパワーは入るらしい。あとはちゃんと動くかどうか。
　後者は秋葉館でセットが売っていたのだが、4000円くらいというちょっとふざけた価格（4000円も出せば、SCSIカードが買えるし）だったので、パーツ屋でフラットケーブルとハーフピッチ50ピンに変換するコネクタを買う。問題点はフラットケーブルの長さが足りるかどうかだな。
　他にも、安いBNCケーブルを購入した（モニタがD-SUBとBNC2系統なので）んだけど、なんでか周波数を変換するアダプタ（でいいんだよね？）の購入を忘れる。なんで、BNC経由だと640*480でしか映らないのが悲しい。（まぁ、データ移行の一時的な利用だから、別にいいんだけど）

　以上を書いたのが4日も前の話で、今は新しいMacも到着でG3環境になってます。ちなみに買ったものはほとんど使ってません。特にネットワークを使わなくても、ハードディスクのつなぎ換えで環境を移転できたし。
　あと、FAST-SCSIの方はやはりケーブルの長さが足りませんでした。もうちょっと長いのを後で買ってきます。
　しかし、早いですなG3。
　さっそく例の森CM落としてきたら、首相も滑らかですよ。
　あと、アプリの起動なんかもさくさくです。
　もちろんエロ動画も……。

　今日はこれだけ。
　んでは。

01/02/07

ほとんど書き逃げ

　鈴木慶一のしわざ。

　ふと「ISDNってなんだろう？」と思う。
　最近はADSLの台頭で邪魔者扱いのISDNですが、その評価には多分に「NTTバッシング」という不純な理由が含まれていると思う（つーか、電話線という基幹インフラをネットの速度のみで語ったって意味ないし）ので、今さらながらISDNというものをちゃんと調べてみたい。後でだけど。

観察日記（２ちゃんねる研究）より転載。

２００１．２．４

いつの間にかあめぞう２０００に山形浩生氏や、結城浩さんのサイトも参加しているようですが。
最近は外野掲示板を設置できるかどうか選択制にしたようですが、残念ながら非設置を選択されたようです。
山形氏や結城浩さんが掲示板に書き込んだら面白いと思うのですが。結構外野掲示板って何言われるか分からないみたいな不安があるのでしょうか？

　……。単に「不特定多数の人間と対話することに意味を感じていない」だけではないでしょうか。
　つまり、自分がサイトを見たり本を読んだりする過程で「これは！！」と思った人と対話するのはいいが、不特定多数の、んでもって大概の知能レベルの低い方々と何らかの対話をする必要性を感じてないだけだと。
　俺はこれは自然な感情だと思いますけどね。もちろんそうすることによっての自分の知性の偏りが発生するかもしれませんが、それは自己責任の範疇ですから。

　ところで例の猫殺し事件ですが、テレビに「猫の飼い主」とか言う人が顔出しで出ててなんか言ってましたが「駐車場で餌をやっていた」などの情報から、どうもこのオバサンはいわゆる「猫オバサン（しつけも予防接種もせず、野良猫に餌をやっているだけのオバサン）」ではないかという気もして、一方的に加害者のみを責める姿勢（「エリート＝悪人」という、愚民感情をくすぐる部分があるな）はどうかな？と思う所存。
　つーか、この容疑者のお母さんが取材攻勢にあっていて、かわいそうだと思った。あの事件の被害者は猫とお母さんだな（自称「猫の飼い主」は加害者とみなしてもいいと思う）。

　ところで最近、Appleユーザーとか、2ちゃん厨房とか、善良な一般市民とかいう人達が、何かを「批判」している姿をよく見る。
　彼らの特徴は絶対に何をもほめないところ。とにかく「悪い」「気にいらない」を繰り返す。
　んで、代案があるかといえばなんにもない。そのくせ本人は「○○（「批判」している対象）のために」と思っているからたちが悪い。
　さらには「○○のためにと思っている」ことと「○○のためになっている」ことの区別のつかない人間がそれを助長させる。
　なんで彼らはそんなことをしているのか。
　簡単に優越感が得られるから。
　これがもし「社会学的にいう「批判」」をするのであれば、その批判対称を正確に把握した上で言葉を練り上げる必要があるが、「いわゆる「批判」」ならば批判対象に対する理解をせずにすむ。

　まぁ、いいや。このへんで書くのやめとく。

01/02/06

わーい

　買っちゃった。
　GossmerでもYosemiteでもなくTNTだけどね。
　もちろんG3カードもね。
　でも、604e/180のドータカードがあまるなぁ。
　そのうちに7500でも安く買って交換して、LinuX専用にするのもありかも。
　なんか7X00シリーズばっかり並ぶなぁ。
　今の7100はどうしようかなぁ。
　まぁ、いろいろやってみましょう。

　さてさて先日お伝えした「GON!廃刊か？」の件ですが、事情通の方にお話しをお聞きしたところ、バーニング側はGON!の方には特になんにも言って来ていないそうなので、大丈夫らしいです。良かったですね。
　大変良かったので、天々の餃子でパーティでもしましょうか（笑）

　寝ます。
　んじゃ。

01/02/04

物は壊れる、人は死ぬ　三つ数えて、眼をつぶれ

「GON!廃刊か？」
　などという噂を聞きつけたので、D4$Y$F$_$?$i%_%j%*%s=PHG$NJ?EDアイコラ掲載で逮捕されたそうだ。で、GON!もアイコラを掲載していたことがあるから、その煽りで「廃刊か？」ということらしい。
　まぁ別に廃刊せずとも、リニューアルという形でタイトルを変更してアイコラだけは絶対掲載しない同じような雑誌をもうひとつつくっても構わないわけで、関係各社に対する「みそぎ」の意味での廃刊はもしかしたらあるかもしれないけど、多分この路線の雑誌自体がなくなるということはないと思う（「ミリオン出版で」かどうかは……）。

　さて、今回は結構重要なことを書いてみようと思う。

　ここ数年、たとえば何らかの被害（暴行を受けたとか、子供を殺されたとか、ジュースにハエが入っていたとか）を受けた人間による、加害者への執拗なまでの罪の言及（「罪をかぶせねば損」という感覚）や、すぐキレると言われる若者や、1円でも損（と思われる出費）をなくしたがる会社。また必死にすがりつこうとする社員。1円でも安い買い物をしようとするオバサン。そういった「不条理に耐性のない人間」が増えたように思う。
　そもそも、10年以上前から言われている「若者のマニュアル化」だって、ずっと続いている「企業への回れ右」だって、そうした耐性の無さから、より確実なものにすがりつこうとする精神であるとも言えるのではないか。
　これがバブル経済時は金回りの良さから露呈はしなかったが、現在、日本が緩慢な下り坂を降りつづけている現状において、それが先鋭化してきたように感じる。

　きっとだれもが今の現状を信じたくないんだろう。
　繁栄していたはずの未来図に裏切られているんだろう。

　んで、今ではオウム事件によって息を潜めてはいるが、10年近く前にいわゆる「カルト宗教ブーム」と言うものがあった。これは、既存の宗教がどちらかと言えば「諸行無常」みたいな、さまざまな不条理も「そのもの」として生活や社会の中に飲み込んでいく装置であったのに対し、カルト宗教は「現世利益」を得るための機能が重要視されていた。こないだ本屋でフォーカスの20世紀特集号みたいなのを見たが、あの法の華が修行で、頭に札束を乗せて「億万長者」と叫ぶということをやっていた。
　俺には最近「善良な一般市民」といわれる方々が、みんなこのような修行をやっているようにみえている。
　今の自分の理想を頭にいだいて「幸せ」と叫んでいるような。
　そうした「過剰なまでの幸せに対する渇望」があるから、自分の身に降りかかった不条理に対して、異様なまでの防衛反応をしてしまうのではないか。
　それは、右傾論壇が言うような「自己肥大」などという単純なものではない。
「自己肥大」ならば、それは己が内のみで増大するから、外部すなわち社会に姿を現した際には「明確な先鋭化」として映る。しかし「過剰なまでの幸せに対する渇望」は自らの幸せを肯定せんがために社会システムまでをも巻き込み、社会運動の形すなわち「社会をよくするため」の運動となり、その先鋭化した論理は議論の中に巻き込まれていく……はずであるのだが、成熟していない中途半端な民主主義社会ではそれが議論に巻き込まれる前に「善良な一般市民」の直感に対する無批判肯定により、社会的な「似非コンセンサス」として機能してしまう。すなわち、それが「先鋭化」として映らないのである。
　ここで注目してほしいのが、表面的にも先鋭化している「キレる若者」と、表面的には先鋭化していない「大人」が実のところ、両者ともが先鋭化しているということだ。単に前者は社会意識がなく、後者は社会の中にいるというだけの違いに過ぎない。

　不条理に対する耐性の無さから生まれる幸せへの異様な渇望、そして先鋭化。

　ところで、いわゆる「戦後教育」に何かしらの落ち度があるとすれば、それは「意思表示のなき合意」を強いていた点だろう。戦争をはじめとした「争い」に対する臆病なまでの回避の態度が、議論や批判のない、日本的な形式だけの民主主義を産み出してしまったのだと感じる。
　今、そのツケを我々は払っているのだ。実に不条理なまでに。

　不条理を遠ざけることが不条理の因子になっているのだから、我々は不条理を避けてはならない。
　不条理なまでの現状を受け入れて批判することしか、この「不条理のスパイラル」を抜け出す術はないのだから。

　P.S.書いてみたら、あんまり面白い話じゃなかったな。

01/02/03

今日はほとんど転載のみ

　朝日新聞社の「知恵蔵（チェーンソーではない）」を購入。
　一部自分がよく知ってる分野に対する言及不足があるような気もするが、やはり広く浅くの辞書だから、そういうもんなんだろう。

　デア・アングリッフ　カウンター板より転載

報道現場で感じた疑問点やマスコミ全体の問題を論じたコンテンツを含んだホームページを作っていた日経新聞西部支社編集部員に、ホームページの全面閉鎖(マスコミとは関係ない部分を含む)を上司が職務命令。「ＨＰ上だけじゃなくパソコンにあるコンテンツまで全部消すんだ」と命令され、上申書の提出を強要された挙句、２週間の出勤停止処分を受け、さらに左遷処分。抗議は一切受け入れられず退職届を出すも、退職を受理する再に報復人事などの社内処分や閉鎖されたホームページの存在を「職務上知り得た事実」として死ぬまで公表するなと命令。　やむなく裁判を提起。
日経新聞社員の唯一の良心を闇へ葬りさろうとする日経新聞社。ここまでひどいのか、日本経済新聞社は。

日経新聞購読者のみなさん、そんな新聞読んで恥ずかしくはありませんか？

まだ旧体制下の新聞社と月極契約している人たちへ
http://www5a.biglobe.ne.jp/‾NKSUCKS/
（後略）

　さすがだ日経新聞。すべてが前時代的だよ。
　確かに業務上知りえた情報に対する守秘義務は存在するだろうが、その情報を得た自分の心の表現までを規制しようというのは明らかに行きすぎ。というか、ほとんどは守秘義務とは、ほど遠いコンテンツ。
　結局こういうところにも、人を人として見ない日経のスタンスが現れてるんだろうなぁ。

　裏日本工業新聞さんの2月2日の日記より転載

　高邁な「朝日新聞」扇情の「読売新聞」とベクトルは違っても極端へと流れる新聞業界にあって、最も肝心な良識は今や「毎日新聞」にしか残っていないらしー、もっとも世界が求めているのが高邁だったり扇情だったりする関係で、良識はどんどんと後退してお陰で「毎日」もキツい状態に陥ってる訳だけど。２月２日の朝刊に掲載されていた「記者の目」は毎日のバランス感覚を改めて見せてくれた記事で、「純粋に行為をたたえよう」とゆー見出しで例の山手線新大久保駅で発生した韓国人留学生の事故死に関連した日本のメディアによる大報道、政治家による追悼合戦への違和感を、当の韓国ではどう見ているのかってな話をソウル支局の大澤文護記者が書いている。

　「歴史上の恨みを理由に、日本人の危惧の現場に立ち会った韓国人が救助にあたらないと日本の方々が思っていたのなら、韓国人の道徳心もずいぶん低くみられたものだと、我々は憤慨しなくてはなりませんね」とゆー「月刊朝鮮」編集長のコメントは、もちろん純粋に亡くなった韓国人男性の勇気を死を悼んだ一般の人たちに向かって発せられたものじゃなくって、記事中の言葉で言うなら「不幸な歴史」を背景に意外性を浮かび上がらせるよーな雰囲気で大報道を繰り返した日本のメディアと、どこか政治的なニュアンスが見えた政治家たちの立ち居振る舞いへの疑念から出たものだろー。つまりはしっかり見透かされてるって訳、マスコミ報道の裏にある心理も政治家の行為の裏にある下心も。

　高邁なジャーナリズムから出た筑紫哲也さんがテレビで青筋立てて「日本人の報道が少ないと言う奴等は差別主義者だ」と怒鳴ったけど、当の韓国で「『首相は線路に飛び降りたもう一人の日本人の葬儀に出席しなかった。事件を日韓関係進展に利用しようとの政治的意図があまりにも露骨だ』という韓国の日韓関係研究者の批判」が起こってる訳で、果たしてこれでも筑紫さんは「差別主義者」だと言えるのか。言ったらそれはそれで信念だけど、決して染まりたくない信念だ。

　２月１日になって森総理も亡くなった日本人カメラマンの家に弔問に訪れたよーだけど、神奈川県で別にあった小学校の授業視察のどうにもついでのよーな感じがあったし、報道の方だって小学校への訪問は大々的につたえても弔問に関しては「首相動静」の中で触れた程度が圧倒的、むしろ全国のあちらこちらで次々を起こる線路に飛び込んで人を助けた行為を讃えまくる報道の羅列で、線路に飛び込むことの危険性を訴えてもいなければ、線路に人が落ちないよーにする工夫への提言もない。そーこーしているうちに世の中はニアミス事故の大洪水で横一線。旬を伝えるのがニュースだから仕方がないこH$H$O8@$(!"8e$m$r?6$j8~$+$J$$$G$R$?$9$i$KFM$-?J$_2?EY$bF1$8$3$H$r7+$jJV$9$s$@$m! 　あえて例の事故に関してのコメントは避けて来たんだけど、これだけ転載しておく。
　以上。

01/02/02

フリーターに関するきわめて無責任な記事

　要はGossmerかYosemiteかってことだよな。
　もちろんできるならばYosemiteが欲しいんだけど、品薄だしなぁ。
　今回のG4のクロック大幅アップで、市場に流れてくれるとうれしいんだけど。

　さて、経済ですべてを語れると思っているバカ連中必読の新聞があの「日本経済新聞」だが、その中に「あす見ぬ宿り木・親任せ、勤労観育たず」なんて記事があった。そう、また根拠のないフリーター叩き。一応全文転載しておく。
（３）あす見ぬ宿り木・親任せ、勤労観育たず(1/31)
　　

　目が覚めるのは昼過ぎ。1日の予定は何も無い。同居する親と顔を合わさぬよう、足音を忍ばせ家を出る。毎日がこの繰り返しだ。

定職なんて無理

　27歳、フリーター。この若者は早大に8年間在籍し昨春卒業。「何となく大学に入ったけれど、やりたい仕事はみつからなかった」。昨年6月に営業マンとして入社した会社は3カ月で退職。今は、アルバイトすらほとんどしていない。60歳を超す父は「定職に就いて家を出て行け」とうるさい。だが、1人暮らしにも踏み出せない。

　一生親の庇護（ひご）を受けて暮らせないことは理解している。「でも、一つの仕事を10年も続けるなんて僕には無理だ。先のことは考えないことにしている」

　学校卒業後も定職に就かず、アルバイトなどを転々とするフリーターが増えている。労働白書によると、1997年のフリーター数は151万人と、5年間で50万人も増えた。大卒者の4人に1人が進学も就職もしない。

　87年にリクルートの雑誌、フロム・エーで命名された「フリーター」。もともとはアルバイトをしながら専門能力を身につけ、適職を探そうとする若者を指す。雇用流動化が加速する中、新たな可能性を秘めた若者たちとの期待も込められている。

丸抱え許す甘さ

　しかし、日本労働研究機構の分析では今、技能取得や演劇修業のための「夢追求型」のフリーターは3割にも満たない。多くが「何となく」フリーターを続ける。

　リクルートによると、フリーターの平均月収は11万2000円。「家賃、光熱費を払うとほとんど残らない」（男性フリーター、27）。だが実は、フリーターの6割が親と同居で食住は親抱えだ。

　「スチュワーデスになれなければフリーターでいいよ、と親が言っています」。大学生の就職のためのビジネス講座「ベーシックビジネススクール」を主宰する尾方僚さんは、女子大生の言葉にあぜんとした。強い就職�動機はない。華やかな世界へのあこがれがあるだけだ。そして親もこの甘えを許してしまう。

　少子化が進むなか、親離れしない子が子離れできない親の宿り木となる。「大学の費用の大部分を親が負担する」学生は約8割と、欧米諸国の倍以上だ。教育熱心ともいえるが、いびつな「暖衣飽食」からは働くことへの切実な動機は生まれない。

　「遅刻が多かったり、仕事も覚えようとしないフリーターが多すぎる。採用したくない」と埼玉県内のコンビニエンスストア店長は話す。若者が時間の自由を手にし、企業が低賃金労働を獲得する柔軟な雇用形態のメリットも色あせ始めているのだ。職を変える度にキャリア・ダウンを繰り返すケースが多い。

　厚生労働省の調べでは、就職後3年までに、中卒の7割、高卒の5割、大卒の3割が離職する。七・五・三離職――。職を捨てた者の多くが未熟練労働者として漂流する。「この状況が続けば、日本の技術力は衰退し、年金など社会保障制度も破たんする」。さくら総合研究所の続木文彦主任研究員は危機感を募らせる。

　「10年後の私について」。福岡県立城南高。同校の1年生は、入学直後にこんな題材の作文を書く。「高校の3年間は自分の夢を実現するためにある」。ドリカムプランと名付けた進路指導方針のもと、将来就きたい職業を探す。

　企業訪問で仕事の現実を学び、大学の授業を聴講、将来に必要な大学と学科を選ぶ。教師はサポートはするが、選ぶのは生徒自身。「取りあえず進学という生徒が減り、目的意識があるから勉強するようになった」と和田美千代進路指導主事は予想以上の効果に驚く。このプランの卒業生が出た97年以降、進学実績も大きく改善した。

中学生が「起業」

　昨年12月、東京・足立区役所地下１階の食堂前。「ご覧になりませんか」。制服姿の中学生が職員らに呼び掛ける。区立蒲原中学校は、子どもの社会性を養う教育プログラムを提供する非営利組織、ジュニア・アチーブメント（本部・米国）の教材を導入。中三の選択授業で「会社」を興し、携帯電話ストラップとヘアピンを製造・販売した。「社長」の大平翔也君（15）は「会社って何をやってるのかわからなかったけど、お父さんも結構大変だってことがわかりました」。

　働く実態を少し見せることでも、子どもたちは年齢に応じた反応を示す。勤労観を押しつけるのではなく、どう育（はぐく）むか。じわじわと増える「何となくフリーター」の一群は、若者を自立した大人に育てる機能を失ったゆたかな社会の陰画である。（「教育を問う」取材班）
　経済新聞の記者ともあろうものが全く経済を分かっていないのには笑うしかない。つーか、そういった問題点を見て見ぬふりをしてきたからこそ、現在の政治も経済も発展途上国以前のわが国があるわけだが……。

　まず、この部分。
　リクルートによると、フリーターの平均月収は11万2000円。「家賃、光熱費を払うとほとんど残らない」（男性フリーター、27）。だが実は、フリーターの6割が親と同居で食住は親抱えだ。
　記者は単なる事実確認としてデータを持ってきているだけだと考えているようだが、ここに日本経済の硬直した現状がある。
　重要なのはここで「家賃、光熱費を払うとほとんど残らない」と発言している男性フリーター27才さんは自活をしているということ（家賃を自分で払っているのだから）である。だからこの記者は次に「だが実は」として親と同居しているフリーターと区分けしている。
　ここで重要なのは、この男性フリーターは自活しているくらいだから週5や週6、フルタイムのバイトで働いているであろうということ。つまり「フリーターでは生活が厳しい」ということなのである。
　多分この記者はフリーターが生活が厳しいことを当たり前のようにしか考えていないのだろうが、このパートタイム労働に対する評価の著しい低さというものが、この国の経済を硬直化させてる要因の1つ。すなわち、従来からの終身雇用制度からの離脱ができていないのである。
　結局のところ、終身雇用制というのは社会が硬直していることを前提とした制度であって、現状の流動化した社会には全く不釣り合いである。
　さらにこの硬直に輪をかけているのがボーナス制度だ。
　この制度は硬直した社会において、社員は積み立てた給与を一気に放出することによる開放感や贅沢感を味わうことができたが、現在の社会においては給与の一部を人質に取られている様にしか感じられないのである。

　少子化が進むなか、親離れしない子が子離れできない親の宿り木となる。「大学の費用の大部分を親が負担する」学生は約8割と、欧米諸国の倍以上だ。教育熱心ともいえるが、いびつな「暖衣飽食」からは働くことへの切実な動機は生まれない。
　一見妥当な意見にもみえるが、先のパートタイム労働に対する評価が低いことを考えれば「とてもじゃないがアルバイトでは学費を捻出することができない」ということもあって、労働意欲とこの数値が関係しているかは不明である。
　「遅刻が多かったり、仕事も覚えようとしないフリーターが多すぎる。採用したくない」と埼玉県内のコンビニエンスストア店長は話す。若者が時間の自由を手にし、企業が低賃金労働を獲得する柔軟な雇用形態のメリットも色あせ始めているのだ。職を変える度にキャリア・ダウンを繰り返すケースが多い。
　だいたい「コンビニ」などという、働く方にもたいしたメリット（スキルアップにつながらない）もなく、賃金も低い職種しか提供していないくせにごちゃごちゃぬかすのは生意気である。
　いい人材を雇いたければ、時給1,000円くらいにしてみたらどうなんだ？
　結局のところ、フリーターというものに対して「企業が低賃金労働を獲得する柔軟な雇用形態」などというふざけた見方しかしていないのが問題なのだ。
　厚生労働省の調べでは、就職後3年までに、中卒の7割、高卒の5割、大卒の3割が離職する。七・五・三離職――。職を捨てた者の多$/$,L$=ON}O+F/u67$,B3$1$P!"F|K\$N5;=QNO$O?jB`$7!"G/6b$J$Ic@)EY$bGK$?$s$9$k!W!#$5$/$iAm9g8&5f=j$NB3LZJ8I' 　なんか、さくら総研などという未熟練労働者の集まり（グループの利益すら確保しえない）が何かたわごとを吐いてますが、バブルの崩壊によって「熟練（＝熟練による生活環境の向上。つまり技術に応じた賃金の獲得）」なる幻想は瓦解し、給与の善し悪しが単なる会社という区分された身分制度の元でしか行われていないことがはっきりした現状においては、まかり間違って給与体系の著しく低い会社に就職してしまった場合の自己救済策は「早めに会社を辞める」しかないのです。
　また、残業代カットなどの違法給与体系が中小企業においては当然のように行われているという事実にも注目すべきであり、労働力低下をフリーターのせいだけにするというのは、虫がよすぎやしませんか？

　結局のところ、この文章はさまざまな要因から成り立っている「労働に対する不信」に全く目を向けることなく、ただその責任をフリーターに押しつけているだけである。こんなことではいつまでたっても日本の労働体系はまともにならないだろうね。

2月（上旬）の日記

ゴルフ首相

「差別」を分かってない人達

早い早い 早いマシンのG3

ほとんど書き逃げ

わーい

物は壊れる、人は死ぬ 三つ数えて、眼をつぶれ

今日はほとんど転載のみ

フリーターに関するきわめて無責任な記事

早い早い　早いマシンのG3

物は壊れる、人は死ぬ　三つ数えて、眼をつぶれ