/ 最新 / 2008-05

発狂した地獄を覗き見た男の破滅と栄光


天才 [生活]

会社員の東城瑠理香さん(23)が行方不明になった事件で逮捕された派遣会社員、星島貴徳容疑者(33)が「殺害して遺体を小さく切り刻み、骨も砕いてトイレに流した」などと供述していることが26日、分かった。
調べでは、東城さんは4月18日夜の帰宅直後に襲われた。星島容疑者宅は東城さん宅と同じ9階の2軒隣で、「ドア越しに帰宅するのを待ち伏せしていた」などと供述。東城さんが廊下歩く音やカギを開ける音を聞いてタイミングをはかり、押し入ったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080527-00000900-san-soci


こいつは本当に俺と同じ人間なのか。殺して死体を解体してトイレに流すという行為が信じられない、とかそういうことじゃない。そういうことをやる精神状態というのが存在したとしても俺は一切不思議には思わない。ただ単にそういう人間がいたというそれだけのことで、別にそこに興味はない。

こいつが人間だと信じられない理由はあまりに死体の解体が鮮やかすぎるから。とても人間技とは思えない。報道されているこいつの供述が真実ならば畏敬せざるを得ない。

「東城さんの部屋に侵入し乱暴しようとしたが、抵抗されたので台所にあった果物ナイフで脅し連れ出した」と供述していることが分かった。
http://mainichi.jp/select/today/news/20080527k0000m040156000c.html


この供述が真実ならば、犯行は割と突発的なものであるということになる。あるいはレイプの後殺すつもりだったのかもしれないが、殺す方はやっぱり主目的じゃないように読み取れる。

しかし、犯人は殺した後、

防犯カメラの映像を調べたところ、星島容疑者は4月18日午後6時〜6時半ごろ帰宅し、19、20の両日はほとんど外出していなかった。同容疑者は19日午後3時ごろには手ぶらで外出、報道陣に「18日午後11時ごろ警察官が来て、外出しないようにと言われた」などと話していた。警察官が最初に訪問したときは玄関先で話をしただけで、各室内を詳しく調べたのは20日ごろからだったという。 短時間で遺体を切断、遺棄した疑いが強いとみている。
http://www.asahi.com/national/update/0527/TKY200805260360.html


僅かに二日、あるいは一日の間に死体を解体し流したというのは人間技とは思えない。肉や内蔵を骨から切り取って刻み、骨を適度な大きさに切断してトイレに流せるサイズにまですり潰すという作業を例えば台所にある道具だけでやるというのはちょっと考えられない。しかもその作業にかけれらた時間は最大で40時間程度。これを一人で、ってどれほどの精神力体力があれば可能なんだろうか。俺には無理だ。せめて一週間は欲しい。

あるいは事前になんらかの準備をしておいて、解剖用のこぎりのような道具を使うことも考えてみたけど、音で苦情なり通報なりがきそうなもので、そのような報道は無い。

しかし

また、星島容疑者は頭部や足の一部は「マンションの外に持ち出して捨てた」と説明を始めたことが分かった。ゴミとして出したものもあるという
http://mainichi.jp/select/today/news/20080527k0000m040156000c.html


この供述は一度手ぶらで外出しただけ、という報道に矛盾する気もする。

全てが本当だとして、考えられるのが、マンションに警察の手入れが入いり、あせった犯人は解体作業を中止し、未解体の頭部、足の一部を持ち出し外で埋める、またゴミに出すなどして緊急の処理を行なった、という程度だろうか。

もしこの場合、警察はマンションの捜査をしている最中に死体の搬出を許したこととなり、警察のメンツは丸潰れであり、本格的捜査開始後のことに関する報道が少ない(=つまり発表が少ない)ことにも説明がついて、一応の筋は通る。

いずれにせよ、監視カメラの映像に関する報道から極めて短時間の内に限定された条件の中で人体の大部分を解体した、ということだけは確か。

凄い、としか言いようが無い。

やっぱ最初から殺人と解体が目的で綿密に準備とかしてたって考える方が自然なのかな。それでも解体にかかってる時間が短時間過ぎな気がしてならない。

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