拉致事件を追う

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北朝鮮・拉致問題:めぐみさん新証言 町村官房長官が否定

 拉致被害者の地村富貴恵さん(52)が横田めぐみさんに関し、「(北朝鮮が『死亡』したとする2カ月後の)94年6月に自分たちの隣に引っ越してきた」と証言したとの毎日新聞の報道について、町村信孝官房長官は26日午前の記者会見で、「政府として(富貴恵さん)本人からそういう旨を聴取した事実はない。本人にも今朝確認したが、そのような証言はしていないと明確に否定した。誠に遺憾だ」と話した。

 また、横田滋さん(75)は26日朝、川崎市内の自宅前で取材に応じ、「(生存が確認された時期が)2、3カ月延びたからといって、十数年後の(今の)事情が変わるわけではない」と冷静に受け止めた。拉致被害者家族会の増元照明事務局長(52)は「情報は使い方次第なので、政府は(日朝交渉などで)有効に活用すべきだ」などと話した。

毎日新聞 2008年5月26日 大阪夕刊

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