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05/26-12:16--笠岡で梅原龍三郎の絵画盗難　グランドホテル内ワコーミュージアム　時価2500万円相当

　２５日午後５時４０分ごろ、笠岡市五番町、笠岡グランドホテル内の美術館「ワコーミュージアム」から、「展示していた絵画が盗まれた」と笠岡署に通報があった。盗まれたのは洋画家・梅原龍三郎（１８８８〜１９８６）作の油絵「バラ」（縦５８センチ、横４５・７センチ）で、時価２５００万円相当と推定される。 　館を運営するワコースポーツ・文化振興財団（吉岡洋介理事長）の男性職員（６１）が同５時すぎ、閉館準備のため２階を点検した際、ワイヤーでつり下げられていた「バラ」の額が降ろされ、内部の絵画と裏板がなくなっているのを見つけた。当日は午前１０時から通常通り開館中で、開館時に異常は見当たらなかったという。ほかの展示作品に被害はなかった。 　同ミュージアムはホテル内の美術館として２０００年４月にオープン。１〜３階に笠岡ゆかりの作家の絵画や彫刻などを展示している。同館は入場無料のため、出入りは自由で、学芸員や警備員などの係員は常駐していなかった。防犯カメラなども設置していなかったという。 　同署で窃盗事件として捜査している。