2008年5月26日 22時59分更新
救急医療体制が課題となっている千葉県の東部の3つの自治体が26日、会合を開き、救急医療を担うための新たな地域医療センターの設置を目指して、協議会を設立することを決めました。
会合を開いたのは千葉県の東部の東金市と九十九里町、それに大網白里町の3つの自治体です。
いずれの自治体も夜間の重症患者の受け入れ先が見つからないなど、救急医療体制の強化が課題となっていて当初、近隣の他の自治体と救急医療を担う地域医療センターをつくる計画を進めていました。しかし、一部の自治体の反対で計画を断念し、3つの自治体で新しく設置する病院と公立病院を再編する形で、新たな地域医療センターを作る計画を進めています。
会合では3つの自治体が運営母体や具体的な救急体制について話し合う協議会を設けることを決め、議会の同意を得た上で、6中旬までに設立することを確認しました。また、会合には千葉県の堂本知事も参加し、県も財政や医師の派遣などの支援することをあらためて表明しました。
さらに新たな地域医療センターのセンター長の候補者に、日本救急医学会会長を務めた千葉大学の平澤博之名誉教授が内定していることを明らかにしました。