神戸市東灘区住吉山手5のマンションで21日午後8時20分ごろ、住人の宮城正一さん(39)と同市灘区の母京子さん(65)が死んでいるのを、家族らが発見した。浴室にはバケツや洗剤があり、硫黄のような臭いがしていたという。東灘署は、正一さんが硫化水素による自殺を図り、京子さんが巻き込まれた可能性もあるとみて調べている。
調べでは、京子さんは約4日前から連絡がとれなくなり、家族らがマンションを訪れた。正一さんは浴室で、京子さんは台所で倒れていた。硫化水素は検知されなかった。死後、数日間経過しているとみられる。【米山淳】
〔神戸版〕
毎日新聞 2008年5月23日 地方版