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勘定奉行をさわる

2006年08月31日

この日記のタイトルは、

「投資の世界を極める」

というものですが、これは私のみならず、会社としてもそうあるべきであるという認識を強く持っております。

会社概要の経営方針にもありますように、

「良質なコンテンツの開発力」
「ウエブを活用したマーケティング力」
「知識と実績に裏付けされた投資力」
「高い実績を持った投資家とのネットワーク力」

をコアコンピタンスと位置づけておりますが、これに「会計力」という項目を付け加えても良いと考えております。

もちろん、ここでの「会計力」は、最終的には「投資力」に繋がることが最も重要だという認識を持っているのですが、だからといって、純粋に会計のことを深く知ることの重要性が低いわけではありません。

実際、同じ事務作業でも、発送事務や給料計算事務については完全に外部委託をしておりますが、経理事務については内部で完結させることを目指しております。

もちろん、ただ単純に「決算を閉める」というだけを目的とするのであれば、経理事務を外部委託したり、あるいは、税理士や公認会計士に丸投げするということでも良いのかもしれません。

実際、会計に疎い経営者は中小企業を中心に多いらしく、公認会計士や税理士などが企画する決算書入門セミナーに、そうした経営者が参加しているということを聞いたことはあります。

確かに、オーナー経営で上場志向がなければ、それでも問題ないのかもしれません。


しかしながら、我々の場合、投資会社を志向しており、しかも、上場を志向しているのですから、「投資と会計」「経営と会計」は切っても切り離せないものであるという認識を強く持っております。

このような状況下において、経営者自らが会計に疎いということは、非常に問題であると考えております。

それこそ、我々が直々に「決算書セミナー」を開催できるレベルになっておくべきであるというくらいには考えております。

一部の例外はあるかもしれませんが、何だかんだ言っても、一般的に言えば、経営の実態というのは、アウトサイダーの人間よりもインサイダーの人間のほうが分かっているはずです。

それを会計ベースで説明できるスキルをもつことは非常に重要であると我々は考えております。

とりあえず、「勘定奉行をさわる」という作業から、IITの財務会計の第一歩が始まります。

人生を謳歌する会

2006年08月27日

昨日は、人生を謳歌する会でボードリーダーを務めさせていただきました。

私はシステムトレードの話をしたのですが、私がその話題に対して適役であったかどうかは分かりませんが、ベースとなる部分のお話は出来たと考えております。

なお、やまさんは信用取引の話でして、マニアックな話題で私にとっても非常に得られるもの多しでした。

企画いただいたc言語さん、参加された皆さま、本当にありがとうございました。

懇親会もいろいろと盛り上がり、非常に楽しかったです。

日曜日が一日中、学校ということもあり、一次会で帰らせていただきましたが、今後もネット上うやオフ会などでお会いできることもあるかと思いますので、何卒よろしくお願いします。

取り急ぎ、ご挨拶でした。

株式システムトレードのインフラ

2006年08月26日

今回こそは、予定していた株式システムトレードのインフラについてです。

株式の場合、ファンダメンタルズに基づく投資とテクニカルに基づく投資の2種類がありますが、それぞれで必要な元データとして、例えば、以下のようなものがあります。

●ファンダメンタルズ
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
総資産
株主資本
etc.

●テクニカル
株価
出来高
etc.

テクニカルデータよりもファンダメンタルズデータのほうが圧倒的にデータ量が多いのです。

しかも、ファンダメンタルズの場合、PERやPBRなどを作成するために、株価と当期利益や株主資本を絡めるといった加工作業が数多く発生します。

したがって、現実にはファンダメンタルズのデータを取得・整備することは個人投資家にとって非常に困難が伴います。

機関投資家の世界にいると、このようなファンダメンタルズ関連のデータベースはきっちりとそろっているのですが、その機関投資家でさえ、データベース維持コストは相当なものになります。

だから、個人投資家の世界でシステムトレードといえばテクニカルに基づいたものが多くなるのは幾分仕方がないのかもしれません。

したがって、低PER投資戦略とか低PBR投資戦略といったことを個人投資家が体系だって行うためには、一定量の資金額が要ることの他に、個人レベルで入手可能なインフラ(CD−ROM版四季報など)しか使えないという制約を考慮したものでなければなりません。

私も、時間が許されるならこの手のファンダメンタルズのバックテストをやってみたいと常々考えているのですが、個人レベルでのインフラでは、どうしてもいくつかの部分で手を抜くという簡易的な処理でバックテストをやらざるを得えません。

テクニカルでさえも、上場企業が3800銘柄以上ある現在では、自力でインフラを作るのは簡単だとは言えません。


そんなわけで、個別株のシステムトレードは、巷で流行っているほどには簡単ではなく、インフラ整備という面だけでもハードルが高いのです。

●自力でプログラミングをして、全銘柄のインフラを整備する
●他人にお金を払ってプログラミングを任せて、全銘柄のインフラを整備する
●インフラ整備の一部に専用ソフトウエアを活用して、プログラミングの負担をなくす
●最初からトレード対象銘柄を数十から数百程度に限定してプログラミングの負担を軽くする

のいずれの方法でやるのかを、自分の能力に応じて決めた上でインフラ整備と検証作業をやらなければなりません。

斉藤正章さんはさすがプログラマーだけあって、

●自力でプログラミングをして、全銘柄のインフラを整備する

ということをやっております。

ちなみに、弊社販売のシステムトレードマニュアルでは、

●インフラ整備の一部に専用ソフトウエアを活用してプログラミング負担をなくす

という立場を取っています。プログラミングの素人が個別株のシステムトレードを行えるための方法は、これくらいしかないのではないかと考えてのことです。


間違っても、

●検証作業なしでトレードを始める

ということだけは、絶対にあってはならないことです。それだったら、個別株のシステムトレードは最初から諦めるべきです。

システムトレードという領域であれば、他にもトレード対象はあるかと思います(先物、FXなど)。

印刷物か?情報か?

2006年08月25日
すみません。

予定していた話題ですが、もう一回だけ延長させてください。事態が事態だけに、どうしても書いておきたいことがありますので。

今までもさんざん書いていることなのですが、「投資情報の価値」についてのお話を改めてしたいと思います。


よくインターネット上で、

「本を見れば1500円で済むのに、セミナーやDVDやEブックは高い」

ということが書かれています。

確かに、投資本を「単なる印刷物」と考えるならばそのとおりかもしれません。ページ数にもよりますが、「単なる印刷物」を法外な値段で売ったところで誰も買わないからです。

しかし、その一方で、投資本の場合は「情報」という側面があります。つまり、「執筆した人が提供するノウハウの集約」という側面です。


「情報」というのは、形がないゆえ値段を付けるのが難しいという部分があります。しかも、今はインターネット社会ですから、「情報そのもの」は無料で手にすることが可能な場合も多いのです。

それでは、「情報を有料で取得することに効用がないのか?」というと、そういうことにはなりません。

全て情報について、その精度を自分だけで判断するのは、時間的制約や能力的制約から極めて困難であるから、それを解決するためにノウハウの保有者にお金を支払うということは、十分に考えられます。


例えば、弁護士への相談費用。1時間で何千円〜何万円も取られることになるわけですが、それを惜しむならば、

●六法全書を見て、法律の基礎を知る
●判例を見て、自分の場合はどうなりそうかを考える

というプロセスが必要になります。

「本を見ればいい」という考え方であれば、六法全書という「印刷物」を買ってくれば済むわけです。

しかし、多くの場合、弁護士にお金を払います。それは、その弁護士が、司法試験に受かったという能力やそれまで培ってきた法律実務の経験という「ノウハウ」に対してお金を払うのです。

法律相談に限らず、経営コンサルタント、税務相談、予備校、学習塾、などもこういった側面があります。


翻って、投資に関する情報の価値についてどう考えるか−−−

こんなことを投資情報会社の経営者がいうのはなんですが、はっきり言いますと、

「インターネット社会である現在、全ての事柄を自力で調査できるならば、有料のノウハウを買う必要はない」

と思います。

でも、全員がそれをできるとは限りませんし、投資の世界で長きに渡って生き残れる人が5%もいないという現実を考えると、本当に有効なノウハウであれば、それにお金を払う価値はあるのではないかと思います。


それで、なんでこんなことを書いたかというと、

弊社販売の成長株投資マニュアルを単なる「印刷物扱い」している御仁がいる?????i?{???????j

からです。

確かに「単なる印刷物」と考えるならば、それを3万円で販売するのは明らかなボッタクリです。

しかし、

●okenzumo氏自身が実践してきた成長株投資に関するノウハウ

と考えるならば、人によっては3万円は安いと考えることも出来るのではないでしょうか?

1500円に対する3万円というのを、単に「印刷物だから」と考えているならば、それは明らかに筋違いというものです。


成長株投資を目指すとしてそのノウハウを知りたいと考えた場合、フィリップ・フィッシャーやピーター・リンチの本を買って読んで、それで日本のマーケットに適用して実践できるという人であれば、その人にとって成長株投資マニュアルはいらないのかもしれません。

要するに、自分の時間的制約や能力的制約や投資スタンスに応じて、価値があるかないかを判断すれば良いのだと思います。

その結果として、「3万円の価値がない」と判断すればそれはそれで良いわけです。「3万円の価値がある」と考えていただいた方だけにご購入いただければ、それで問題ないと考えております。


しかし、これだけはいえます。

確かに、情報そのものはタダで(あるいは、格安で)手に入れることは可能でしょう。インターネットで検索することでも可能ですし、書店に行って本を買うことでも可能でしょう。

しかし、「良い」情報をタダで(あるいは、格安で)利用できるようになるためには、それを選別する力がある人に限るということです。

思えば、成功しているバリュー投資家は自分で「ケチ」といっている人が多いのですが、それはただ単に「何が何でもお金を使わない」というよりは、「自分で情報を選別する力を身につけた」からこそ、成功したのだと思います。(もちろん、異常なくらいの無駄遣いをしないことも重要だとは思いますが。)

したがって、

「情報の選別力を自力で向上させるのは面倒くさい、でも、形のない情報に対してお金を払うこともしたくない」

という人は、株式投資には絶対に向いていないと断言できます。


そんな人は、こちらに行って下さい。

P.S.
うーん。また余計なことを言ってしまった。2ちゃんで叩かれるんだろうな。まあ、しょうがないです。投資情報ビジネスは情報の価値に敬意を払う人とそうでない人とのせめぎあいですから。

パブリック投資教育論の曲がり角

2006年08月21日

機関投資家と個人投資家の、株式システムトレードのインフラ比較に関する話をする予定でしたが、次回に延期することにします。


今回は、弊社の業務提携先であるスプレッド社にて行われたセミナーについて書いてみたいと思います。

日経平均先物・オプションを実践されている専業トレーダーである高田智也先生のセミナーで、8月19日・20日の2日間にかけて行われました。

まあ、「非常に良かった」のひと言です。「業務提携を行っている」ということの贔屓目なしに良かったと思えたセミナーでした。

●基礎編
●先物編
●オプション編

とありましたが、その中でも特に「基礎編」が良かったと感じました。何が良かったかを簡単に書いてみたいと思います。


まず、高田先生は、はっきりと

●先物やオプションでご飯が食っていけるようになるには、相当な努力をする必要がある

とおっしゃっています。(システムトレードなので、ここでいう努力とは検証作業のことを指します。)

マーケティング上、致し方ないという部分はあるかもしれませんが、投資に関連するセミナー・DVD・Eブック・本などの情報商材は、

●誰でも簡単に
●手っ取り早く

という文言の嵐です。

そのほうが売れるからです。

人間というのは、金儲けに限らず、あらゆることに対して、本当に勉強しようとする人が少ないからです。


しかし、高田先生はそれを否定しています。これは、きつい言い方をすると、

●トレードで成功する人はいるが、ダメな人はいつまで経ってもダメである

ということです。

このような考え方は、今でこそすんなり受け入れられるのですが、私がかつて持論としていた投資教育論である

●特段の才能を持っていなくても、誰にでも投資やトレードで成功できる道はある

ということを、いくばくか否定されるものの見方です。

確かに、(高い学歴、難関資格といった)世間一般が考えるような特段の才能は必要がないのかもしれません。しかしながら、「自分で物事を考える」「検証作業を地道に行う」ということが特段の能力だと定義するならば、そうなってしまうのです。

かつて私は、特段の才能を必要としないという投資教育論を信じていたのですが、エンジュクでより深く個人投資家の世界をのぞいたときに、「この見識は単なる独りよがりではないか?」と実感するようになったのです。


最近、とみに叫ばれている「投資教育の重要性」ですが、それが有効に機能するために必要な前提条件である

●然るべき投資教育のあり方やカリキュラムが確立している
●然るべき投資教育を教えるための人材が豊富にいる
●そうした投資教育をきちんと習得し、自分で物事を考えられる

といった部分が、いずれも非常に怪しいのではないか、ということです。


そうなると、全ての人にとって投資教育が必要であるという、パブリック投資教育論は、1990年にソ連が発端となった社会主義が崩壊したように、人間には無理なのではないかとさえ考えてしまうのです。

事実、小中高の時代から経済や投資のことを学校で教えているアメリカが、世界一のカード大国・借金大国なのですから、「複利原理」の教育効果も何もあったものではありません。

こうしたアメリカの事例も考えると、パブリック投資教育論は単なる幻想だとも考えられるのです。

また、そのような前提に立ったならば、投資やトレードの世界で長きに渡って生き残る人が5%に満たないという事実もすんなりと説明できますし、その前提でこそ、トレードだけで生活することのハードさを実感できるのだと思います。

「そうした厳しさを踏まえた上で、トレードの世界を歩まなければならない」という言葉は、投資やトレードをやる資格も教える資格もない人たちが多い中、投資情報ビジネスの世界にごろごろといる偽者たちには言えない、深みのある言葉だと感じました。


そんな「基礎編」は、先物・オプション以外を扱おうとしている投資家・トレーダーにとっても見る価値が高いと思います。

後日、DVDが販売されます。

昔、仕事でやっていたシステムトレードの話

2006年08月18日

今回は、昔の仕事の話を。


私は信託銀行に入社してから最初の4年間ほどは、「クオンツアナリスト」という年金運用に関連する投資理論の研究と投資手法の分析を仕事として行っていました。

そのクオンツアナリストとして初めて行った仕事は、外国債券の運用シミュレーションでした。

これは、複数の国の外国債券インデックスの相対魅力度を判断して、最適な資産配分をどのようにすればよいかをバックテスト、つまり、過去データを使って検証するというものです。

個人投資家の世界でいま流行りつつあるシステムトレードですが、私はその検証作業を機関投資家に合う環境下でやっていたのです。

私自身が自己資金でシステムトレードを始めたのはつい最近ですが、検証作業に相当する部分は仕事としてかなり昔からやっていたことになります。


システムトレード関連の商材をいくつか販売している手前、そして、実際のファンドでも使える売買ルールの開発を行うという目的から、様々な検証作業をやっているのですが、いま思えば、機関投資家のデータベース環境というのは非常に恵まれているなあと感じています。

機関投資家のデータベース環境というのは、QUICKやBLOOMBERGなどの情報ベンダーが使いたい放題ですし、それに加えて、独自データベースなども整備されていますので、検証ヲタにとっては非常に素晴らしい環境なのです。

こんなことを言うと機関投資家のメインストリームを突っ走っている人からは

「インモラル野郎」

と思われてしまうのですが、機関投資家の運用部門に在籍している方で、個人的投資、とりわけ、システムトレードに興味があるならば、機関投資家のデータベース環境を利用しない手はないと思います。

もちろん、仕事の合間をぬって残業時間などを使ってこっそりと検証作業を行うことになるのですが、機関投資家の人というのは個人的投資に興味がある人が少ないせいか、そのように使っている人はあまり聞いたことがなく、そういう意味では宝の持ち腐れ状態だと思います。

まあ、そんな人は、私みたく機関投資家の世界では出世できないのですが。というより、ドロップアウトしたのですが。


それはともかく、システムトレードの検証作業を行うにあたって、機関投資家の環境と個人投資家の環境がどのように違うかというのを、FXを事例にそれを取りあげたいと思います。

FXのリターンは、「スワップ収支」と「為替変動」の合計で決まります。

スワップ収支とは、2国間の金利差のことです。なぜ、2国間の金利差なのかですが、以下のように考えるとすぐに分かります。ここでは、日本円/米ドルを例に考えます。


●日本円を売って米ドルを買うという取引を行うとき、日本円の金利を受け取ることを放棄する代わりに米国の金利を受け取ることになる



●外貨預金と違いFXの場合、「証拠金」という形式で支払い能力を担保するための見せ金は必要だが、米ドルを買うための日本円を用意する必要がない



●つまり、FXというのは、日本の銀行から借金をして、それを米国の銀行に預けるということと同様の経済効果がある



●米国の銀行に預けると米国金利を受け取り、日本の銀行に預けると日本金利を支払うことになる



●その結果、FXのスワップ収支は「米国金利−日本金利」という2国間の金利差となる


ちなみに、スワップとはデリバティブズの一種でもあり、「交換する」という意味があります。この場合、日本金利と米国金利を交換するという意味です。


このことから、日本円売り/米ドル買いのポジションの場合、

●FXのリターン = 米国金利 − 日本金利 + 為替変動

ということになるので、FX関連のシステムトレードを行うために必要なバックテスト環境を整備するためには、最低でも

●米国金利のデータ
●日本金利のデータ
●円/ドル為替レートのデータ

の3種類が絶対に必要だということになります。

機関投資家が持っているデータベース環境だと、これらのデータは当たり前のように揃いますが、一般の個人投資家がアクセス可能なソースでは、為替レートのデータの取得はともかく、金利のデータを取得することさえ困難です。

金利の時系列データがきっちりとそろっていることが期待できないので、中央銀行のホームページやFX会社のホームページなどをくまなく回って、データをつぎはぎして作って検証作業をするのがやっとのことです。

ましてや、実際のシステムトレードの検証では殆ど役に立たないものの、為替レートに関連すると経済学の世界で考えられているマクロ経済指標(鉱工業生産指数とか消費者物価指数など)の時系列データともなると、個人投資家の環境ではどうにも取得不可能です。

FXでさえこのような有様ですから、株式の世界だともっと大変です。次回は、株式のことも書いてみたいと思います。

投資家のネットワークとwin-winの関係構築

2006年08月13日
昨日は、私と保田氏と他2名の計4名で、集いがありました。

場所は、六本木ヒルズ(・・・の、共有スペース)。

お相手は「成金IT系社長」ではありません。全員、投資家です。

私と保田氏はさておき、他2名の簡単なプロフィル。


【Aさん】
証券会社在籍。IPO業務などに携わる。分析力が高く、人脈も豊富。企業を見る眼は、そのへんの雑魚アナリストとはレベルが違う。

【Bさん】
投資系のウエブサイトではかなり有名。ネットビジネスと証券投資が収益の柱だが、本業はお医者さん。


もともとは、AさんとBさんのマッチングのために保田氏がセッティングしたのですが、私もBさんとは今回初めてお会いしたので(Aさんとは何度かお会いしている)、これでまた一人投資家仲間が増えたというものです。

投資家のネットワークが広がるというのは、我々のビジネス上、重要な生命線ですので、このような集いは機会があるごとに積極的に参加したいと考えております。

良き投資家/良きビジネスマンというのは、お互いがメリットになるような形で商談を進めたり、関係構築を行ったりするものだということは前から感じております。


自分のメリットだけを主張して相手のことはどうでも良いと考えていたり、社会的合理性を無視して経済的合理性だけを究極的に追求したり、契約書で法的に縛り付けていれば問題が起きないだろう、という考え方しかできない投資家やビジネスマンは、早晩に世間から駆逐されるだろうということです。 ?o?b?h?i???????????j


私も、数値計算は得意なほうですが、ビジネスの世界においては、そこに人とのコミュニティーがあることは忘れないようにしたいものです。

回転寿司!スシローとカ●パどっちがうまい?

2006年08月10日
本日は、今日発行のメルマガからの転載です。

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株で資産1億円!専業プロ投資家の投資術
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[第24号 2006.8.10 発行部数3764部]

インターネット・インベストメント・テクノロジーの稲葉です。

今日のお昼は、スシローでした。スシローは相変わらずうまいですね。これぞ、庶民の味方です。

他の人はどう評価するか分かりませんが、私は同じ105円回転寿司でもカ●パにくらべてうまいと評価しています。


最近出したアナリストレポートでも、弊社アナリストはそのあたりを同業他社と比較した優位性として挙げていますね。

 「同じ値段なら、サービスの質の高い店にお客は流れる」

という実にシンプルなロジックだと思います。


さて、最近、気になることをひとつ。

最近、物価上昇の影が漂っていると感じられませんか?

「ガソリン代が高い!」
「野菜が高い!」

などなど・・・。

このようなことは、普段、生活をしている中で感じられることです。


そして、魚の値段も高くなっているようです。このことは、スシローの企業業績とあながち無関係ではありません。

スシローは105円均一で寿司を提供しておりますから、魚の値段が高くなるということは仕入れるべく寿司ネタが高くなって利益を圧迫するのです。


 【売上高】−【売上原価】=【売上総利益(粗利)】


ですから、【売上高】は105円のままで、【売上原価】は以前より上昇しておりますので、その結果、【売上総利益(粗利)】は減ってしまうのです。(厳密には、売上総利益「率」の低下。)

さらに、


 【売上総利益(粗利)】−【販売費及び一般管理費(販管費)】=【営業利益】


ですから、【販売費及び一般管理費(販管費)】を削減しなければ、営業利益、つまり、本業の利益は減ってしまうのです。(厳密には、営業利益「率」の低下。)

その【販売費及び一般管理費(販管費)】の削減にしても、雇用環境の改善傾向や不動産市況の改善傾向などが原因で、容易ではないだろうとアナリストは指摘しております。


以上のように、スシローというのは105円回転寿司という皆様にも身近な企業であり、かつ、業務内容もシンプルですから、比較的分析しやすい企業だと思います。

最終的な投資判断はともかく、個人投資家は、ずこのような会社から分析を始めるのが良いのではないかと私は思います。

わざわざ難しい企業から始めることはありません。


そんなわけで、今回もかなり分析の質の高いレポートです。

今回のメルマガで紹介した要因のほか、それ以外のプラス要因・マイナス要因を総合的に勘案して、アナリストは分析結果を出しております。

有料会員の方でまだレポートを見ていない方はアナリストレポートのサイトからログインしてご覧ください。

http://www.analyst-report.jp/top/top.html


(編集後記へ)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□発行元:インターネット・インベストメント・テクノロジー株式会社
□発行責任者:保田望 info@iitfund.com

□購読登録・解除:http://www.analyst-report.jp/m/qlnn/500l0jz02aeaj71h9t

□投資は必ず自己責任でお願いいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(編集後記)

ファンド運用を開始しました。

http://www.analyst-report.jp/ooyasuinafund.html

そこで、ひと言!


「打倒!●ィ●コ!」

「打倒!フ●ス●!」

おいおい!これじゃ伏字になってないよ!(爆)

(稲葉)


+++++++++++++++++++++++++

P.S.
本日は、メルマガの横幅が長くなってしまいました。私の単純ミスです。

ファンド開始

2006年08月07日

ファンドを開始します。

ご案内(PDFファイル)

Etrade20060807_1.JPG

Etrade20060807_2.JPG

何かの世界を極めること/新しいことを始めるご提案

2006年08月02日
今日は二本立てです。


1.何かの世界を極めること

ついに、亀田興毅選手が世界チャンピオンになりました。

今日は、仕事はそこそこに19:30からずっとテレビを見ていたのですが、やはり何かの世界を極めるということは並大抵のことではないのですね。頂点を極めた裏には多くの苦労と努力があったのがよく分かります。

実際、亀田三兄弟もほかのスポーツエリートと同様、小さいころからスポーツを叩き込まれております(最初は空手、その後、ボクシング)。

普通の環境ではなかなかできないことです。もちろん、それが幸せかどうかは人次第だとは思いますが。


私などは根がチンタラ野郎なので、サラリーマン時代は仕事ほどほど楽がいいということをモットーとしていたくらいですし、強引な英才教育自体を嫌うタイプですから、多分耐えられないというのは明らかなのですが。

人に押し付けたいと思わないし、ましてや、自分がそれを押し付けられるとなると、強固に拒否反応をしめすことは間違いないでしょう。(笑い)

したがって、「お受験」などクソだと思っていますし、スポーツ英才教育なども子供がかわいそうではないかとすら感じております。


そんな私ですから、努力に裏付けられた「何かを成し遂げたときの感動」というものを忘れかけていたのですが、今日は久しぶりにそれを思い出したような気がします。

このブログも「投資の世界を極める」というタイトルですから、明日からまた何かを成しし遂げるべく、前進あるのみです。

幸いにも、投資の世界というのは、必ずしも小さいころからのエリート教育を必要とするものではありません。今の年齢でも十分に極めることは可能であると考えております。

そんなわけで、明日はその第一歩となるファンド運用に関する打ち合わせがあります。

私のみならず、この方々も同じ想いを持っているに違いありません。

「投資の世界を極める」と。


2.新しいことを始めるご提案

相変わらず、忙しい合間を縫いながらも会計の学校には行っています。

今から考えると、サラリーマン時代だったらもっと時間があったはずなのですが、つくづくダラダラと日々を過ごしていたんだなあと感じております。

もし、サラリーマンとしてダラダラと過ごしていて、かつ、何とか自分を変えたいなあと感じているならば、(何でもいいですから)何か新しいことを始めるのがよいのではないかと提案しておきます。

「日々の業務に忙殺されていてそれどころじゃないよ!」

という人もいらっしゃるかもしれませんが、それでも全く時間的余裕がないという人はほとんどいないのではないかと思います。

会社帰りに必要以上に飲みに行ってあまり進展のない愚痴を言っていたり、土日は一日中寝ていたりはしないですか?

私の場合、「inatoraの投資日記」というブログを書き始めたことが今の自分につながっているんだなあと感じております。

2004年9月からしばらくの間は毎日ブログを書いていました。それこそ、会社から家に帰ってきたら、パソコンにへばりついていました。

そして、今では会社経営をしながら学校に行っています。学校というのは意外と気分転換になるものです。


「どうしてもやりたいことが見つからない」

という人へ、宣伝ついでのご提案があります。成長株投資を始められてはいかがでしょうか?

おい、いきなり宣伝かよ!・・・はい。はっきり言って宣伝です!

幸いにもマニュアルもございます。

ごく普通のサラリーマンが3億円稼いだ秘訣がすべて書かれています。

仕事がつまらないと人生の3分の2がつまらないです。仕事がつまらないと感じるならば、セミリタイヤを本気で目指すのはぜんぜんありだと思います。ただ、サラリーマンがセミリタイヤできる手段は限られています。

しかし、人生は1度きりです。

やりたいことができるようになることが大事だと思うのですがいかがでしょうか?

新オフィスへの移転

2006年08月01日
いよいよ創業の地を去って、本日は新オフィスへの移転作業です。

こちらの新着情報にも記載しております。


ところで、この3日間でまた大きく変わっておりますので、まとめてお知らせを。


1.アナリストレポート

(1)会員向け−−−保険代理店A社のレポートをアップ

保険代理店の収益構造を理解することができます。

損益計算書の数字からPERを測るのが好ましくないことも分かります。

(2)一般向け−−−ファースト住建のレポートをアップ

一般向けにつき、誰でも閲覧可能です。


2.成長株投資マニュアル

okenzumo氏による懇親の力作。

詳しくはこちら。成長株投資をリベンジできます。


ここ3日間のお知らせはこのくらいにして、次の経営の一手ですが、やはりターゲットは投資事業です。

創業当初から「投資の実践家集団」を目指すべく、投資事業を意識した経営を行っていたのですが、さすがにいきなり投資事業を行うのは難しいと考えており、最初は投資情報事業からのスタートでした。

しかし、このたび、自己資本による運用とはいえ、会社として投資事業を行うことに向けて動き出しております。

個人投資家アナリストレポートeシステムトレードで発信している情報と実ファンドがリンケージしたものを作り、互いにシナジーが効くビジネス展開を目指したいと思います。

最初はアナリストレポートファンド(名称「オオヤスイナ」)、次はシステムトレードファンドです。