姉歯建築士による構造計算書の偽造事件。
最近のニュースはこの話題で一杯ですね。
物件会社の社長さんが毎日各所を回って謝罪をしている姿が報じられいますが、どこの局を回しても社長さんの映像とともに悪意の感じられる音楽を流してますね。
クローズアップする映像も、社長の大声を出す場面などを中心に編集しており、何も考えずに見てたら社長さんを本気で嫌いになるくらい演出が凝ってますね。
謝る社長さんより、そういった悪意の感じられる演出ばかりするテレビ局の方が圧倒的に酷い事してる気がします。
問題の物件を買った住民はとても苦しんでるそうで、自分が同じ立場になったら恐らく怒ります。
そして、住民が社長に対して一言
「社長さんから誠意が感じられない」
と言った。
どうせ、どんなに誠意を込めて謝罪したって、住民のあんたらは納得しないんだろ・・
何故か住民の方に怒りが込み上げてしまった瞬間でした。
正義って言葉は非常に怖い物ですね。今回の事件では住民が守られるべき対象であって、その敵であるヒューザーの社長さん達は徹底に貶められる。
当たり前だとは思います。悪事を働いたわけだからそうなってもしょうがない・・・・と思いますが、集団で社長を罵倒する所を見ると、住民達はなんて心の狭い人間なんだ・・・と思ってしまう。
理性を失い、集団になれば怖い物はない。あいつは「悪」だ、とことん貶めよう。僕らは被害者なんだ、みんな一緒に立ち上がろう。
といっていわゆる「悪」をたたく。
この雰囲気物凄く嫌いですね。いじめにも程があります。
勘違いされると困るので補足しますが、僕が住民の立場だったらそりゃ怒ります。しかし、ちょっと気に喰わないコメントが時々あります。
一度「悪事」を働いたら世間は許してくれない世の中。
あの社長は歩くたびに一生非難され続けるのですね。
やり直すチャンスはいくらでもある
とはよく言ったものです。