女性医師がパワハラ訴え 謝礼金問題の前医学部長に
横浜市立大の医局に所属する女性医師(33)が26日、記者会見し、博士号取得に絡み謝礼金300万円の受領が問題になっている前同大医学部長の嶋田紘教授(64)からパワーハラスメントなどを受けたとして、大学に調査を求めていることを明らかにした。 医師は「私だけが受けたわけではなく氷山の一角」と訴えた。1月にハラスメント防止委員会に調査を依頼したが、結果が出ないため医師の弁護士が26日、大学側に消極的な対応への抗議と早期の報告を要望する文書を提出したという。 医師によると、嶋田教授が昨年6月、教授室で医師の足を触ろうとしたため、医師が避けたところ、嶋田教授は「ばかに話をしても仕方がない」とののしり、パソコンを取り上げるなどの嫌がらせを続けたという。 医師は4月に同大病院から横浜市の別の病院に派遣となった。 |