シュークリームの焼き方のコツ
ご家庭でシュークリームを焼かれる方も多いかと思います。
お菓子作りの本に載っていない焼き方のコツをお教えします。
オーブンの温度は一般的に「200度で焼くこと」と書いてあると思います。 ただしそれは生地を絞った鉄板をオーブンに入れて 焼いている時の温度となります。 ご家庭用のオーブンは容量が小さい為 扉を開けたり鉄板を入れたり した場合、温度が急に10〜20度は下がってしまいます。 その為 火力に勢いがなくなってしまい 生地の膨らみが悪くなってしまいます。 200度で焼くためには 220〜230度に温度設定をしておき 温度が安定した段階で鉄板を中に入れて 改めて200度の 温度設定にしなおす事をお勧めします。 |
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生地の硬さによっても膨らみが悪くなります。 写真は 生地が硬すぎる場合です。 絞った形がそのまま残ってしまいます。 |
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生地の硬さによっても膨らみが悪くなります。 写真は、生地が柔らすぎる場合です。 絞った形残らず だらしなく広がってしまいます。 |
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ちょうど良い硬さの生地を絞った場合の写真です。 絞った後の「角」が時間がたつと少し消えてくるくらいがベストです。 絞った後すぐに霧吹きで水をかけて 表面が乾かないようにします。 焼くまでに時間がたってしまった場合、霧吹きをもう一度かけてから オーブンに入れて焼きます。 |
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また生地は鉄板に写真のように列を交互に絞りましょう。 間隔が広すぎる(絞る個数が極端に少ない)場合は 同じ200度でも火が強くなりすぎて 膨らみが悪くなります。 また、いびつな形に焼きあがってしまいます。 霧吹きの水を多めに吹きかけてから焼くと 大丈夫です。 反対に間隔が狭すぎる(絞る個数が極端に多い)場合は 同じ200度でも火が弱くなり 横に広がったように焼けてしまいます。 霧吹きの水は 少なくして焼いてください。 |
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生地の上にアーモンド等をのせて焼く場合は ナッツを水に浸けておき 水分を吸った物をのせて焼くと焦げません。 |
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左 柔らかい生地・・・膨らみが悪く半球状です。 中 ちょうど良い硬さの生地・・・真ん丸くボールのように焼けます。 右 硬すぎた生地・・・絞った形そのままで焼けて膨らみも悪いです。 |
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左 柔らかい生地・・・膨らみが悪くなっています。 中 ちょうど良い硬さの生地・・・適度の厚さの皮に焼きあがっています。 右 硬すぎた生地・・・皮の厚さが厚くなっています。 |
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火加減は最初の1/3は、下火を強く。 中の1/3は、上火を強く。 残り1/3は、スイッチをOFFにしてゆっくり余熱で焼きます。 皮の谷間まで 狐色になったら焼き上がりです。 それまでけっしてオーブンの蓋は開けないでください。 蒸気がぬけて せっかく膨らんだ生地がしぼんでしまいます。 乾燥しないように半日以上置くとシットリとした皮になってきます。 お好みのクリームを詰めて 召し上がれ! |
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