2008年5月26日 19時0分更新
今月21日に神戸市のマンションの一室で死亡していた39歳の男性とその母親について警察が詳しく調べたところ男性は硫化水素による中毒死で母親は腹を強く打って死亡した疑いが強いことがわかりました。
警察は男性が母親に暴行を加えた後、自殺を図った疑いもあるとみて調べています。
今月21日の夜、神戸市東灘区住吉山手のマンションの5階の1室でこの部屋に住んでいた39歳の男性と母親で神戸市内に住む飲食店店員の65歳の女性が倒れているのを母親の知り合いが見つけました。
警察の調べによりますと男性は浴室に母親は浴室近くのキッチンにそれぞれ倒れており、浴室には硫化水素を発生させた形跡があったということです。
このため警察は男性が自殺を図って母親が巻き添えになったとみて調べていましたが、その後の調べで男性の死因は硫化水素による中毒死とみられるものの、母親は腹を強く打ったことによる内蔵破裂などで死亡した疑いが強いことがわかりました。
このため警察は男性が母親に暴行を加えて死亡させた後、硫化水素を発生させて自殺を図った疑いもあるとみて詳しい状況を調べています。