タイトルの由来は三味線のメロディを擬音化した言葉だが、上方落語に「ちりとてちん」という演題がある(江戸では「酢豆腐」と名を変えて演じられている)。知ったかぶりでいやみばかり言う隣人にご隠居さまが一計を案じ、腐った豆腐を「これは長崎名物のちりとてちんだ」と言って食べさせるというおはなし。