第1回 基本の基本は『キャッチボール』!?
夏までにはもっと親密に!
新年度の慌ただしさがようやくひと段落したこの時期は、
新たな交友関係を深める絶好の機会です。
特に意中の女性がいる男性にとってはなおのこと。
気になる彼女とより親密な関係を築きたい、そして夏までに付き合えたら・・・。
なんてことを思っている男性ってことのほか多いのではないでしょうか?
距離を縮めるには「会話」がイチバン!
男女の仲を深めるために必要不可欠なのが、日常の「会話」です。
その際、心掛けなければいけないことがあります。
それが「聞き上手になる」こと。
昔から言われていることではありますが、自分の話をしっかりと聞いて理解してくれる男性は、
女のコにとって一緒にいて楽しいというだけでなく、
本音を語れる相手でもあり、相談相手にもなり得ますよね。
つまり聞き上手になることが、これまでの「ただの話し相手」から、
まずは「気の合う男性」へとステップアップするための近道にもなるのです!
「聞く」「話す」ことは、意外とむずかしい?
とはいえ、ただ単に
女のコの話を聞いてあげること=「聞き上手」、ではありません。
いかに相手の気持ちを汲み取り、そこから会話の幅を広げるかが重要です。
『相手の話を“聞いて”それから“話す”なんて、
日頃からやっていることだし難しいことなんてないじゃないか』
という方もいるかもしれませんが、これが意外とむずかしいもの。
無意識なうちにKYな発言をしていたり、
知らず知らずのうちに言葉のキャッチボールを大暴投していたりするものです。
言葉のキャッチボール、あなたは出来ていますか?
大手食品会社に勤務する入社3年目の遠藤辰巳君(仮名・25歳)も、
女性との会話で“聞き上手”になれないひとりです。
彼は社内で女性と話す機会はあるものの、
必要最低限の連絡次項を交わしたら、すぐに会話が終わってしまうそう。
そんな自分の会話に疑問を持ち、合コンに参加してもやはり盛り上がらず、
次第に会話の輪から外れて孤立してしまうことも少なくないとか。
そんな遠藤くんを、同僚たちは「至ってフツーの人」と捉えているようですが…。
以下が、今年の新入社員歓迎会の席で、
実際に遠藤くんが新入社員の女性と交わした会話です。
みなさんは彼の会話にどんな印象を受けるでしょうか?
- 後輩
- 「先輩、お注ぎします」
- 遠藤
- 「うん」
- 後輩
- 「あの……先輩はなんでこの会社に入ったんですか?」
- 遠藤
- 「いや、大した理由はないよ。普通に大手だし、給料は安いけど安定してるからいいかなって思って」
- 後輩
- 「確かにそうですよね。一般的には名前が通ってますし、CMもいっぱいやってますし……。私はそのCMに憧れて、将来この会社の宣伝に関れたらいいなって思ったんです」
- 遠藤
- 「でも結局は営業部配属なんでしょ? 宣伝部はある意味エリートだから、狭き門だよ」
- 後輩
- 「そうなんですか? でも何年か営業で頑張って、転属願いを出せば宣伝部に行ける可能性もあるんじゃ……」
- 遠藤
- 「ないない。ただでさえ宣伝狙ってる人は多いから難しいよ。どうしても宣伝の仕事がしたいのなら、転職も視野に入れた方がいいんじゃないかな?」
- 後輩
- 「そう……ですか。じゃあ、営業の面白味は何かあります?」
- 遠藤
- 「取引先にウチの商品を『評判良いですよ』って褒められた時はメチャメチャ嬉しいけど、そんなのはほんの僅かだよ。逆に文句ばっかり言われるから……まぁ頑張れ!1年もしたら分かるよ」
- 後輩
- 「そ、そうなんですか……」
- 遠藤
- 「うん。そんなもんだよ」
- 後輩
- 「ハァ……。あっ私、●●先輩のところに行って来ます。お話、ありがとうございました」
女性との会話は「聞く」「話す」…だけじゃダメ?
彼女が遠藤くんの元を去ってからしばらくして、
遠くの席から「私、一生先輩について行きます!」
という後輩の声が聞こえてきたそうです…。
『確かに盛り上がって意気投合したってワケじゃなかったけど…』
と思う節はあるものの、
遠藤くんとしてはちゃんと彼女の話を“聞き”、それに対して自分を意見を“話した”だけであって、
何が問題だったのかサッパリ分からないとのこと。
いったいこの会話のどこがいけなかったのでしょうか?
そして彼女の心を掴んだのは、どんな会話だったのでしょうか?
次回は実際に女性の意見を交え、
気の合う男性になるための聞き上手テクニックを検証する、
「ポイントを押さえたあいづち上手になろう!」です! お楽しみに!!
- モテないモテないと落ち込む前に
- 知り合うチャンスが限られているこのご時勢だから、
ネットを使った恋愛もアリじゃない? - supported by