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「私は無実潔白だ」、植草一秀氏を振り返る

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【PJ 2005年08月03日】− 「私は無実潔白だ」と銘打った植草一秀氏の8回連載が終了した。植草さんとはじめて会ったのは6月、マンスリーマンションなどを経営するツカサ都心開発 (東京都・品川区) が、同氏を招いて開いた「2005年経済予測─世界経済と日本経済のゆくえ」のセミナー会場だった。そのときは講演の内容についてだけ、インタビューをした。記者の問いに対して真摯(しんし)な態度で応対している目の前の男性が、あの東京都迷惑防止条例違反の罪に問われ、東京地裁から罰金50万円と手鏡1枚没収の有罪判決を受けた経済学者なのかと、ふと感じたのを覚えている。

 何事においても、自分の目で見て、耳で聞き、触って確かめたい。そんな思いが植草さんへの事件についての取材申し込みにつながった。たった1度の面識でありながら、同氏から取材を快く受けて頂けたのは、偏見やすでにメディアで伝えられていた植草一秀像に振り回されず、植草一秀さんを1個人として対面したかったからである。言いかえれば、興味本位の面白い記事を仕立てたい、といった下心が少しでもあれば、この連載は生まれなかったに違いない。

 最終的に事実を知っているのは、犯行を否認する植草さんと、犯行を目撃したと主張する警官の2人であることは言うまでもない。同記事の連載目的は、植草さんの無罪擁護を目的にしたものではない。ほとんど発言をする場を奪われていた同氏の証言から、捜査に当たった警察と、それを受けて報道をしたマスコミが「デュープロセス」、つまり、法やルールに基づいて適正な手続きを行ったかどうかを、読者とともに考えることを目的とした。これまでにも、松本サリン事件でえん罪になった河野義行さんなど、無実の市井の人々がほとんど社会から抹殺されそうになった例もあり、警察とマスコミの怠慢は、まさに日本社会における国民の人権と民主主義を脅かす。

 最後に一言、事件当事者に会ったことも、話したこともないひとが、偏った情報に基づいた偏見をもって、大衆にまぎれて投石するよう非難の仕方は賛同できない。PJニュースはこれからも「天下の広居に居り、天下の正位に立ち、天下の大道を行う」ことを約束して、読者とともに常に考えていきたい。【了】

◆植草一秀支援サイト
「AAA植草一秀氏を応援するブログAAA」
「植草一秀氏は無実だ:植草一秀氏情報」 (最終弁論要旨の要約を含む)

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト (PJ)コーディネーター 佐藤学【 東京都 】
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