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「私は無実潔白だ」植草一秀氏(7)

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「私は無実潔白だ」植草一秀氏(7)
都内でPJのインタビューに答える植草一秀氏(撮影:小田光康)
【PJ 2005年07月29日】− 「私は無実潔白だ」植草一秀氏(6)からの続き。


◆控訴をしなかった理由

─ 自らの潔癖を訴えるためになぜ控訴しなかったのですか。
「法廷の正義に信頼を置いて、外での発言を控えて活動をしてきました。緻密な立証活動をして、警官の発言の信ぴょう性を弾劾して、現場の状況とかさまざまなものを積み上げました。弁護士も『99%勝てる』と信じていました。しかし、判決は、警官が言っているから信用ができて、わたしが言ったから信用できないというようなあまりにずさんな判決でした」

─ 裁判に信用が置けないということですか。
「裏側に司法勢力と行政勢力のつながりを感じました。裁判では案件が来たときにどの裁判官を当てるかによって、だいたいの判定の行方が決まってしまうようなところがあります。弁護士はきちんとした判決を出されるだろうと思っていましたが、3月の判決までに費やされた時間は、きちんとした裁判を行ったいうアリバイ作りに過ぎなかったのではないかと感じます」

─ 控訴することで世間にメッセージを送るという考えは無かったのですか。
「そういう考えもあると思います。最後まで戦うことによってのプラスとマイナスを考慮して、時間、費用、わたしの本来の仕事と考えた末、このケースは控訴する意味がゼロだと結論に達しました。控訴するには裁判を信用していることが前提ですから、このような裁判なら断念ではなく、こちらからの拒絶ということです。非常に偏った報道被害を受けて不信感が募っていますから、これ以上報道被害を受けたくないということもあります」

◆真実と警官と選択

− アンダーテーブルでの交渉が失敗したと感じる人に対してはどう説明されますか。
「現場を知っているのは、わたしと警官だけですから。わたしがいくら発言しても、信用しない人は信用しないし、信用してくれる人は信用してくれると思います。そこはわたしの力の及ばないところです。ただし、わたしにとってはっきりしているのは真実の部分だけです。人がどう判断するかは別の問題で、真実がどうであったかは動かしがたいことです」

─ 真実と選択についてはどう思いますか。
「まず真実があって、生活の中にそれぞれ何らかの選択をしていかなければならないと思うのです。あくまでも結果論ですが、反省点は98年も、今回も、もっと違う行動を取れたのではないかと。わたしが犯した罪であるなら、物の大きさに関わらず、最初からごめんなさいと誤っています」

─ 他の人が植草さんと同じ立場であればどうアドバイスされますか。
「今、わたしが弁護士だったら、真実を優先するべきだと言います。4月12日の夜に来てくれた弁護士が真相を聞き『それなら戦い抜いたほうが良い』とアドバイスしてくれました。その後はその弁護士で最後までお願いしました」【続く】


◆植草一秀支援サイト
「AAA植草一秀氏を応援するブログAAA」
「植草一秀氏は無実だ:植草一秀氏情報」 (最終弁論要旨の要約を含む)

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト (PJ)コーディネーター 佐藤学【 東京都 】
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