これは、医療関係者や福祉関係者市民ボランティアで作るひまわり号を走らせる倉敷実行委員会が主催して毎年開催しています。倉敷駅で行われた出発式には障害者110人を含む総勢400人が集まりました。主催者を代表して竹田芳昭さんが「心配された雨もあがりました。旅先や車中で楽しい思い出を作り、交流を深めてください」と挨拶しました。ひまわり号は普段なかなか外出する機会のない障害者に旅を楽しんでもらい、生きる喜びを感じてもらうため、24年前から行われています。これまでに広島や神戸などに出掛け、現地の観光を楽しんでいます。倉敷市消防音楽隊による演奏に見送られた一行の今回の行き先は明石で、明石公園や文化博物館を見学します。
市民民謡まつりは、日本の伝統文化である民謡を多くの人たちに知ってもらおうと、倉敷市文化連盟などが毎年開いています。今回は倉敷民謡研究会や倉敷さなえ会など市内の民謡グループ9団体の会員およそ200人の他、県内で活動する踊りグループが出演しました。民謡は、古くから、民衆の生活の中から生まれた喜怒哀楽や祈りを込めた歌で民謡を愛する多くの人々によって歌い継がれてきました。ステージには6歳の保育園児から最高齢となる86歳の歌い手まで、幅広い年代の出演者が立ち、岡山県を代表とする「下津井節」をはじめ、「黒田節」「貝殻節」など日本各地に伝わる民謡を披露し、三味線や尺八などの伴奏に合わせて自慢の喉を響かせました。また、会場に詰め掛けた観客も、名調子や美声に耳を傾けながら民謡の祭典を楽しんでいました。
ハンギングバスケットの展示はチボリ公園の魅力をアップさせ、市民に公園に足を運んでもらおうと4月19日から5月6日まで園内に展示されました。全部で275点が展示され、入園者が人気投票を行った結果555票が投票されました。最優秀賞に選ばれた岡山市の松山哲史さんなど15人の入賞者に表彰状が贈られました。最優秀の松山さんの作品は南半球をイメージした作品でフランネルフラワーやオーストラリアングラスなど6種類の草花を寄せ植えしました。審査員を務めたすみれ花店の高橋洋子さんは「色も植物の配置もバランスがよく最優秀にふさわしい作品」と称えました。このほか審査員特別賞の小川京子さんをはじめ、倉敷チボリ公園応援団賞などの受賞者にもそれぞれ表彰状が手渡されました。また、このハンギングバスケット展を開いたチボリ応援団の永田妙子団長らにチボリジャパンの坂口正行社長から感謝状が贈られました。チボリ応援団では今後の支援活動について29日に開かれる取締役会の結果を受けて検討することにしています。