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交通事故死:増加率、全国最悪36% 昨年比7人増26人--5月15日現在 /大分

 県警はこのほど、昨年まで2年連続で減少していた県内の交通事故死者が、昨年同期比(5月15日現在)で7人増加し、26人になったと発表した。全国では9県で増加したが、大分県の増加率36・8%は全国ワースト1。全国では同期比で283人減少している。

 今年の主な事故原因は、前方不注意や安全未確認、スピードの出し過ぎなどの基本的なルール違反が大半を占め、26人中の21人(約80%)の事故がこれに該当する。26人の内訳は自動車9人、バイク7人、歩行者8人、自転車2人。自動車運転者9人中6人(67%)がシートベルト未着用で、うち5人が着用していれば事故死は防げたとみられる。また、歩行者8人中7人が夜間で、事故を起こした自動車のライトは全てロービームだった。

 自動車運転中の死者のうちのシートベルト未着用率は、06年の年間で36%、07年は43%。今年5月15日までの67%は年間平均を上回る。

 県警は防止策として▽シートベルト着用の徹底▽夜間の歩行者は反射材を着装▽自動車のライトを原則ハイビームに--との呼びかけを行うと同時に、幹線道路での指導・取り締まりを強化する。県警交通企画課は「死亡事故にならないために、ルールを守ってもらうことが大切」とドライバーの意識向上を訴えた。【深津誠】

毎日新聞 2008年5月24日 地方版

 
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