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最終更新:2008年5月25日(日) 17時58分

京急が引退車両を販売、購入者は?

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 神奈川県などを走る京浜急行電鉄が、廃車になったばかりの本物の車両を一般向けに売り出しました。熱烈な鉄道ファンなど20人近くが集まったということですが、果たして誰が買ったのでしょうか?

 売り出されたのは、今年の3月まで実際に普通電車として活躍していた「1000形」と呼ばれる車両の先頭部分です。

 値段は購入希望者と相談して決めるということで、京急電鉄では500万円から1000万円ぐらいを想定。説明会には20人以上が集まりました。

 「かなり本気で来たが、資金の面でなかなか難しい」
 「自分の家に置いて会員制の博物館を造りたかったが、『(家族に)あなた定年までいくつあると思ってるの?そんなことは定年になってからやりなさいよ』と怒られちゃった」(購入希望者)

 しかし、車両の置き場所や、輸送費に最低500万円はかかるといった問題のほか、分割払いはできないのかといった要望もあって商談は難航。結局、この日は購入者は決まりませんでした。

 「(売れないと)残念なことに廃車になってしまうと思うが、なるべく買っていただければと祈っている」(京浜急行電鉄・広報宣伝課 市橋樹也さん)

 京急電鉄では、「末永く可愛がってくれる人に買ってもらえたら」と話しています。(25日16:54)