ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]

ジャンル
サブジャンル

スポーツ

五輪出場条件を巡って混乱 バレー世界最終予選

5月25日22時50分配信 産経新聞


五輪出場条件を巡って混乱 バレー世界最終予選

レシーブする高橋みゆきと木村沙織(12)=23日、東京体育館(撮影・鈴木健児)

 残り1枠の五輪出場国が決まる最終日、思わぬ騒動が起こった。これまで大会組織委や参加国、報道陣が理解していた五輪出場権獲得条件が突然「変更」されたのだ。

■フォト特集「北京決めた!柳本ジャパン」■

 組織委や参加国の理解は(1)全体1位(2)アジア1位(3)それらを除く上位2カ国−の条件で、アジアの国が全体1位の場合、アジア2位が繰り上がって「1位」枠を得る。

 25日はまず韓国に勝ったドミニカ共和国の全体4位が確定し、タイを下したカザフスタンがアジア2位に浮上。同夜のセルビア戦を終えて日本が全体1位ならカザフ、2位以下ならドミニカの出場が決まるはずだった。

 ところがカザフの試合後の会見中、日本協会が国際バレーボール連盟(FIVB)の通達を配布。それによると(1)上位3カ国(2)それを除くアジア1位−となり、日本の結果を待たずにカザフの五輪出場が決まった。

 思わぬ吉報に号泣したエースのパブロワが「みんなに知らせてくる!!」と会見場を飛び出し、ジュラフレフ監督も「こんな会見は初めてだ」と絶叫。異例な展開だった。

 放映するフジテレビ、TBSには24日夜に「変更」が伝えられていたという。ただFIVBの広報担当者は「大会前から決まっていたこと」と強調。大会のプログラムには、それを裏付ける記載もあり、日本協会を中心とした大会組織委と認識を異にするまま最終日を迎えていたようだ。

 だがFIVBの主張の通り、開幕前のいずれかの時点で条件が変更されていたとしても、組織委はもちろん、参加各国にも伝わっていなかった状況では、FIVBの主催者としての運営能力を疑わざるを得ない。

 この日、日本はセルビアに敗れ、得点率で3位に終わった。当初の条件ならカザフではなくドミニカが五輪出場権を獲得していたはず。出場権の可否をめぐっては、今後の曲折も危惧(きぐ)される、後味悪い幕切れとなった。
(西尾美穂子)

【関連記事】
日本、タイに辛勝し首位に バレー世界最終予選
最多のアテネ上回る公算 北京五輪日本選手団
日本女子バレー、五輪出場決める 韓国を3−1
日本、4連勝で五輪へ前進 バレー五輪最終予選第4日
ビジネス街でビーチバレー 大阪・中之島公園で熱戦スタート05/21 11:39

最終更新:5月26日3時22分

  • ソーシャルブックマークへ投稿 2
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • みんトピに投稿
  • はてなブックマークに追加
  • newsingに投稿
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿
  • Choixにブックマーク
  • イザ!ブックマーク
ソーシャルブックマークとは

この話題に関するブログ 4ランキング上位

関連トピックス

主なニュースサイトで バレーボール の記事を読む
みんなの感想 この話題についてみんながどう感じたかわかります。

みんなの感想(話題ランキング)

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます

日付を選択:



提供RSS
写真
ACTAの取り組みが本格化 ACTAの取り組みが本格化 知的財産権保護の国際的取り組みは新段階へ
[new]
nikkeiBPnet on Yahoo!ニューストップ
クラスター爆弾 規制の行方
禁止定義で対立 全面vs.部分 (毎日新聞)
・ [ビジュアル解説] クラスター爆弾 (時事通信)
・ [ニュースな言葉] オスロ・プロセス (毎日新聞)