オーマイニュース編集部から、11月の第2回週間市民記者賞を発表します。

　今回の週間市民記者賞は11月3日から11月9日掲載分を対象とし、受賞記者には特別原稿料として1万円を進呈します。

　週間市民記者賞の選考過程は下記の通りです。

（1）アクセス数やコメント、スライドなどで評価の高かった記事を抽出

（2）そこから編集部と市民記者編集委員が1人につき3本程度の記事を推薦

（3）その中から上位を選出し、元木昌彦編集長が受賞記事を決定

　それでは、受賞記事の発表および編集長の講評です。

11月の第2回週間市民記者賞
青森県のりんご農家の悲劇　上杉 幸憲さん
　
　今週は川村さんの「それでも私はNOVAに行ってよかった」か、上杉さんの「青森県のりんご農家の悲劇」のどちらにするか悩んだ。

　私も一度NOVAに通おうと思った時期があった。駅前留学というキャッチもよかった。生徒数を着実に増やして、業界ナンバーワンになったのもむべなるかなと思っていた。川村さんの記事のように、「行ってよかった」と思える時期があったのは確かなのだろう。

　しかし、あれだけの拡大経営では、質のいい教師を集めることは難しいだろうということは、外から見ていても想像できた。私見だが、これだけ英会話学校が乱立しているのに、いっこうに日本人の英会話力が上がらないのは、どこかに問題があるのではないか。メソッドか、それとも日本人に外国語の習得は“無理”なのかもしれない。

　上杉さんの記事は、りんご農家だけではなく、日本の農家全体が抱えている悲劇なのだ。農業は農家が考えるのではなく、都市部に住んでいる人間が考えなければいけないのだ。農業を続けるためには、それで食べていける保証がなければならない。そうでなければ、これからますます農業が疲弊していくことは間違いない。今回は、この重いテーマを書いてもらった上杉さんに週間賞をあげたい。おめでとうございます。（元木昌彦）


【11月3日～11月9日の注目記事】

それでも私はNOVAに行ってよかった　川村洋子

噂の治験に挑戦してみた　齋藤正之

東京モーターショーで感じた｢違和感｣　小澤健二

本当にいけない？白神山地の無断伐採　藤原文隆

休日の郵便局の前に堂々の迷惑駐車　工藤明子

ご存知でしたか？　損害保険料控除制度改正　斉喜広一

ブルーインパルス、鮮やかな曲技飛行　那波孝江

古都をゆく旅1・2　奈良・大和路編　大倉寿之

竜巻から一年。北海道佐呂間町若佐で一周忌　高橋篤哉

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