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【三重】

高校生ガイド誕生 鳥羽エコツアー企画の「海島遊民くらぶ」

2008年5月2日

島の魅力などを説明する大形君=鳥羽市の菅島で

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 鳥羽市沖にある離島の自然や文化を生かしたさまざまなエコツアーを企画する「海島遊民くらぶ」に、地元出身の高校生インタープリター(自然案内人)が誕生した。(遠藤健司)

 インタープリターは、情報提供とともに、自身の体験などを通し、自然の美しさや課題などを、ツアー客にも感じてもらえるよう手助けする案内人。同くらぶのインタープリターは現在14人で、無人島探検や海ホタルを観察するツアーなどを通し、鳥羽の自然や文化について、県内外の観光客や修学旅行生らを案内している。

 新しく加わったのは、同市鳥羽の大形仁志君(17)=県立伊勢まなび高校3年。小学6年のときに同くらぶのツアーに参加した経験があり、以来、江崎貴久代表(34)と親交を続け、高校1年のとき、当時の「遊びの天才」ぶりを見込まれ同くらぶを手伝うようになった。「鳥羽が一番落ち着く」という大形君。先輩が島の魅力を伝える姿を見るうちに次第に「自分もなれれば」と思うようになった。

 昨秋から、学業と部活動の合間を見つけては離島を訪れ、島についての知識や、コミュニケーション能力を学び、このほど晴れて試験に合格した。大形君は「島だけでなく、鳥羽の町の魅力も伝えたい」と抱負を語る。

 江崎代表は「若いインタープリターの誕生は私たちにも刺激になるし、お客さまの幅も広がる。新鮮な感覚で島の魅力を伝えてほしい」と期待する。

 

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