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東国原知事「国をひっくり返したい」 「解釈は自由」と含み

2008年05月25日09時18分

 東国原英夫知事は、24日の自民党県連定期大会に来賓として出席し、「5年以内に(国が地方について)何かしなければ、私が国をひっくり返したい」と述べた。主催者席に並ぶ自民県議らは、「国政への転身か」と勘ぐったが、知事本人は報道陣に否定した。

 知事は自民党に対し、「国会を牽引(けんいん)する与党さんには十分、地方に軸足を置いた議論をお願いしたい」とあいさつ。地方の現状を語る中で、国政転身に意欲を示すとも取れる発言を続けた。

 知事は大会を中座した後、報道陣に発言の真意を問われ、参院で与野党の勢力が逆転する中、地方分権の行方が見えにくくなっている不安感からの発言と説明。「(衆参国会議員)約720人の中の1人になろうとは思っていない」と否定した。が、「発言の解釈は自由だと思う」とも語り、含みを残した。

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