2008-05-23 ナジャ
円山町のホテルの窓を開けると、
似つかわしくないほど健康的な陽射しが入り込んだ午前7時。
朝の涼しげな空気が吹き込んできた。
外では太陽の下、働く人々の声と物がぶつかる音、トラックの振動。
ベッドでは背の高い男が寝ていた。
本と私。
それだけが彼の欲しがるもの。
一度は離れていった私を再び手に入れた男は、満足気に眠っていた。
裸のまま、上半身を窓から乗り出して、
私も何か、活動を始めなくてはならないのだろう。
布団の中に潜り込み、眠る男のペニスを口に含んだ。
昨晩から何度目かの性交。
背の高い男が圧し掛かると、私の体はすっぽりと納まり、消えてしまったかのようだ。
風が吹いている。
数えるのも面倒な幾度目かの射精。
男は私に口付けをした。
夜は眠らなきゃ。
だから朝、目が覚めたらセックスするのよ。
頭の中がすっきりして、一日を生きていけるだけの愛情をチャージ出来るわ。
私のエクリチュールは、もう斬新さを失い、色褪せてしまった。
私だってアンドレ・ブルトンと同じよ。
ただ一人の相手と愛し合いたいわ。
ただ一人の相手を愛し続けたいわ。
でも駄目なの。
私はナジャのように贋物だったから。
2008-05-10 オートマタ
2008-04-07 やるせない
YouTube - 譯懊?ョ蟄」遽? / 繝輔ず繝輔ぃ繝悶Μ繝?繧ッ
抒情詩を書くなんてことは出来ないのか。
他人からすればただの色恋沙汰ばかり綴られた日記でしかないのだろう。
桜のように舞い散ってしまうのならばやるせない
これから述べることは私の妄想だし、今までもきっとそうだ。
誰が傷ついて、誰が自殺して、誰が騙して、誰が騙されて、
嘘ばかりついたりつかれたり、どうせ私の指が適当にキーを打ち放ったもの。
私の指が幾重にも不貞を働きながら、
彼へと打つメールを辞められないでいる。
髪の毛に桜の花びらが降り積もるまで待っていられたら、
君は私の頭からそれを払ってくれる?
遠回しな君の指が私をもどかしくさせ、
この間の晩もまた、二人で背中を並べて手を彷徨わせる。
今度の逢瀬でこの指がなにを語るのか、
その指がどこへ向かうのか、
ほんの少しだけ、君と私の身長差だけ歩む。
2008-03-15 NOIR
■告知
未だ発声だけで音程が外れるシンガーです。
ソロユニットNOIRで活動しています。
http://briefcase.yahoo.co.jp/hal9014
ここの「demo」というフォルダに音源が入っています。
カバーだけど。
作詞はできるが楽器は弾けない(でもキーボードは買った)し、作曲も……
主に五井駅前、千葉駅前、津田沼駅前、錦糸町駅前、秋葉原駅前などの総武線沿い、
蘇我、海浜幕張や浦安のなどの京葉線沿いで路上ライブをします。
黒いゴシックファッションで椎名林檎や黒夢などのカバーをしています。
楽器が弾けません。
ライブで十分に使えるであろうキーボードはあるのですが、弾けません。
ピアノを弾ける方、お貸ししますのでNOIRに参加しませんか?
ギターやベース、バイオリン、アコーディオン等など、
楽器が弾ける方、喜んでお待ちしております。
tudanuma2008
お願いですから私の愛する路上津田沼駅の路上を汚さないでください
ほかでやってください
automate_tomo
津田沼駅は路上じゃありませんから安心して下さい。
津田沼駅付近の路上ですから。
そして見かけたら直接罵声でも飛ばしてください。
大いに励みになりますから(はぁと
2008-03-03
■最近の購入品
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/03
- メディア: 新書
- アーティスト: 志方あきこ
- 出版社/メーカー: ハッツ・アンリミテッド
- 発売日: 2005/07/20
- メディア: CD
- 出版社/メーカー: ハッツ・アンリミテッド
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: CD
■幻想とは…?
幻想とは本来、闇の部分が多すぎて、私はそこに惹かれているのではないかと疑った。
私は陰の中でしか生きていけないから、恐らくこの予測は当たっている。
暗いばかりの幻想が私の中で手をつないで踊っている。
2008-02-15
つまらないことばかり考えている。
今日は甘ったるいピンクのイチゴロリータでお出かけしようかな…と思ったが、
面倒くさくてこのまま脱いで戻す予定だ。
最近の裏切りの連続といっきに失せたものたちに縁って、
私は疲れ果ててしまったのだ。
「愛してる」と言っても、明るいときだけの私が好き。
機嫌が悪かったり、落ち込んでいるときは嫌いだと言って相談にも乗らずに
電話を切ってしまう恋人は、ただ単に私をセックスさせてくれる女だと勘違いしているのではないか。
もう、いいや。
死にたくなったらいつでも死ねる。
死んだら困る人が何人か出てくるだろうけど、
もうそんなこと、気にしてたって、
彼ら自身が私を自殺へと追い込もうとしているんだから仕方ない。
死にたくなったら死ねるんだ。
そう思い、ロープを見つめながら思うことは、
死ぬときは真夏にしようということだった。
2008-02-06 アイスマン
■永遠の離れ離れにある恋人
私が人生の中で最も愛してやまず、愛して病んだ男;アイスマン。
彼以上に愛せる人間なんてこの世にいるわけがないのだ。
私は彼を余りにも愛しすぎて、彼の存在が私を絶頂へと届かせてしまって、
もう戻れなくなってしまった、愛せなくなってしまった。
愛することがただ怖くて、怖くて、
いつかまた、彼のように突然消えてしまうようで、
私は愛してくれていた人たちを信じきれずに
「本当に最後まで一緒にいてくれる人は、『一緒に死のう』と言ったら、
ほんの少し考えてから肯いてくれる人だけ」
彼がそう言ったから、私はいつ言われてもいいように心を決めていた。
彼がそう言ったから、私は恋人とは一緒に死んでくれる人のことだと思うようになった。
彼がそう言ったから、私はいつもエレガントでいようと嗜みを身に着けた。
彼がそう言ったから。
こうやって繋がっていられる限り、僕たちはまた会える。
そう遠くないうちに会えるよ。
ねえ、私、もう以前の私じゃないの。少しはお金に余裕があるの。
まだ行ったことのない、あなたの生まれ育ち、今も住む北海道へ行ってみたい。
いいよ、おいで。
ああ…、もし北海道に行って、連絡がつかなくなったとしても、
会えずに終わったとしても、それでも私は彼の「おいで」という言葉だけで、
北海道に飛んでいってしまうんだ。
「おいで」
そう言われる度に心が躍った。
永遠に会えなくても私は彼を愛し続ける。
そういう恋人同士がこの世にいたっていいだろう。
世界の何処かで彼が私を愛してくれているのなら、
彼は私の恋人。
ただ北からの風が吹くだけで。
automate_tomo 2008/05/10 02:23 部屋がカオス化しています…。片付けるのが面倒だったり…