舛添厚労相、後期高齢者医療制度について民主・長妻議員らと激論交わす　フジテレビの「報道2001」で

舛添要一厚生労働相は25日朝、フジテレビの「報道2001」に出演し、後期高齢者医療制度について、民主党の長妻 昭議員らと激論を交わした。
舛添厚労相は「わたしは、何とかして国民皆保険を守りたい。介護保険制度を含めて、相当お年寄りには、頑張っていろんな社会保障をやっています。若い世代の子育てよりも、そっちの方にむしろお金が行っている感じがします」と述べた。
これに対し長妻議員は、「今の説明っていうのは多分、国民の皆さんわからないと思うんですね。つまり、財源が大変、財政が大変だから入れたと。先進国で、保険を75歳以上ということで、高齢者を細かく分けてやっている国はないんですね」と批判した。
さらに、舛添厚労相は「2年前にこの法律、この形になるまでに、3つぐらいの代案があったんですね」と述べた。
長妻議員は「2年前に、衆議院と参議院で後期高齢者医療の法案が審議されたんですね。『うば捨て山』というふうにちゃんと言ってですね、そこできちっと資料を出せということを2年前に言っている」と述べた。
舛添厚労相はまた、政府が基礎年金を消費税に切り替えた場合、最高で18%の増税となる試算結果を出したことについて、「今後、国民的な議論を避けてはいけない」と述べた。