2008-05-24
■カメラで撃ち殺せ! 勃発! アキバblog戦争
聞こえる。怒れる人の叫び声が聞こえる……!
町山智浩が叫んでいる。
「ちくしょう、村上隆ばっかり儲けやがって。俺も盗んだセル画を売りまくって億万長者になるぞ!」
伊藤剛が叫んでいる。
「バカって言う方がバカなんですぅー!」
ロリコンが叫んでいる。
「俺のコレクションを返せ!」
アキバ住人が叫んでいる。
「アキバblog管理人は勝手に俺たちを盗撮するな!」
アキバblog管理人も叫んでいる。
「勝手に俺の顔写真をアップするな!」
西村京太郎のサスペンス小説「十津川警部シリーズ」最新作はオタクの聖地・秋葉原を舞台にした「十津川警部 アキバ戦争」が発売され話題になりました。
Desire for wealth : 西村京太郎「十津川警部 アキバ戦争」は吹き出すのを我慢しながら読むべし
十津川警部シリーズとは現在2000巻以上出版されており、ギネスブックにも「世界最長の小説シリーズ」と記録されている人気小説です。
国際指名手配犯オサマ・ビンラディンがメイドカフェに出入りをしているという情報を入手した国際警察機構は九大天皇の一人「高所恐怖症の十津川」を日本の万世橋署に派遣。アキバを舞台に女装した十津川警部がメイドカフェに潜入し、アメリカ軍までもを巻き込んだ戦争を十津川の萌え要素だけで食い止めるというハートフルラブコメディーです。ドジっ娘の十津川警部(核のスイッチを十六連射しちゃったり)に読者はみんな萌え萌えです。約20ページものオマケシナリオ「くじびき♥十津川警部」も収録されており、充実した内容になっています。
「黄昏流星群」ではメイドカフェで働く女と中年親父がファックするエピソードが描かれ、美味しんぼではメイドカフェの料理を食べた海原雄山が「このギガントオムライス キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!! を作ったのは誰だぁっ!」と激怒するなど、長期シリーズ作品で秋葉原を取り上げるのがちょっとしたブームのようです。
さて、上記の書籍は当然フィクションですが、実際の秋葉原でも戦争は起きているのです! 秋葉原はその成り立ちからいっていわくつきの不吉な土地です。
秋葉原はアメリカより来日したペリー提督の攻撃により、三千年前に廃墟となって人々からは「死の都」と言われており、元来誰も寄り付かない場所でした。
しかし、90年代に入り一変します。
90年代以前の秋葉原
きっかけは1989年に起きた宮崎勤事件です。『男どアホウ甲子園』や『ドカベン』に影響を受けた宮崎勤が「ホムーラン」と書かれた野球ボールを次々に口に押し込んで周ったこの事件は大きな社会問題となりオタクバッシングへとなりました。その苛烈さは凄まじいものがあり、オタクというだけで乗車拒否、入居拒否、視界侵入拒否され、何もかもから追い出されて通常の社会生活が営めなくなったオタクは人外魔境・秋葉原を目指すことにしました。誰もいない不毛の土地を一から耕してオタクの聖地を作ろう──そう決意したのです。最初に秋葉原に足を踏み入れたのは「宅八郎」という名の男であると言われています(しかし、現在その消息を知る者は誰一人おらず、架空上の人物であるという説が強いです)。
そして目覚しい発展を遂げました。
こういう成り立ちもあって今でも秋葉原は他と比べて治安が悪く内戦が絶えません。初代女王に「中川翔子」が君臨し、一時は治安が良くなったものの彼女の能力を疑問視する声が高まると再び治安は悪くなりました。沢本あすかと名乗る年齢不詳の謎の女性によるテロ活動が始まったのです。
沢本派とアンチ沢本派の対立は日に日に激化していき、活動の拠点となる歩行者天国内には一般人は誰も寄り付かなくなってしまいました。
そんな危険地帯の惨状を必死にカメラに納めつづけるジャーナリストがいました。そう、それがアキバblog管理人です。
秋葉原の惨状
この写真によりアキバblog管理人は「秋葉のキャパ」と呼ばれ世界中から賞賛されました。そして、テロ活動は収束の方向に向かっていきます。事態は沈静化し、秋葉原に平穏な日々がやってくる──と思われてました。しかし。
評価に気を良くしたアキバblog管理人は秋葉原に居座り始めたのです。秋葉原のことを報道し続ければ一生食える、と通行人を撮り、店を撮り、商品を撮りまくりました。すべて無許可で。
盗撮された人間が抗議をすると「俺は秋葉のキャパだぞ! 報道してやってるんだよ!」と暴虐無尽な態度をとり、反発は高まっていきます。
そこで一人がある思い付きをします。「そうだ! 奴の顔写真を盗撮してネットにアップロードしてみんなに警戒を促そう!」と。
これにアキバblog管理人は大激怒! 「弁護士」という名のアサシンを雇い、アップロードした人間の暗殺を命じました。コーランを読みながら。
現在、秋葉原ではこのアサシンと上の美少女との死闘が繰り広げられているとか。
しかし、それは更なる反発を招くだけでした。
実は、アキバblogさんから情報開示を求められてるのは私の知人
ただニュース速報 アキバblog管理人が自分の写真を勝手にうpされたら肖像権の侵害だとして賠償請求
アキバblog管理人が肖像権を侵害されたとして情報開示を求める | デジタルマガジン
このように色々なところで取り上げられ、結果としてアキバblog管理人の写真は余計に広まってしまいました。私もジャーナリストの端くれですので入手した画像をここに公開します。これがネットで駆け巡っているアキバblog管理人の写真です。
ところで、アキバblogは写真中の通行人の顔に「笑い男マーク」を被せることでお馴染みですが、これはイギリスのアーティストPaul Nicholsonの作品であり、アキバblogは無断使用していて著作権違反だと問題視されています。アキバblog管理人は笑い男マークをブログ中からすべて削除すると約束したらしいですが、これからは全部モザイク処理になってしまうのでしょうか。少し寂しいですね。なので、私が笑い男マークに代わる新たなマークを制作しました! それがこちらです。
ぜひ使ってくださいね!
- 192 http://b.hatena.ne.jp/hotentry
- 106 http://m.blonavi.com/blogs/entry/5650/index.html
- 103 http://b.hatena.ne.jp/entrylist?sort=hot
- 73 http://d.hatena.ne.jp/
- 67 http://reader.livedoor.com/reader/
- 66 http://b.hatena.ne.jp/
- 48 http://m.i-like-movie.com/knews/newstop20080508.html
- 36 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/kossetsu/20080524/p1
- 25 http://www.google.com/reader/view/
- 23 http://www.google.co.jp/ig?hl=ja