短刀 来国光
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品番:0870−3015
登録: 鑑定書:
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【コメント】 以下、重要刀剣の図譜を引用 「 平成十七年十月十三日指定 第五十一回重要刀剣 短刀 来国光 一口 法量 長さニ七・ニ糎 内反り 元幅ニ・五糎 茎長さ一〇・九糎 茎反り極く僅か 形状 平造、三ツ棟、身幅広め、重ねほぼ尋常、寸延びごころに、内反りつく。鍛 小板目肌つみ、処々に流れ肌や大肌交じり、地沸厚くつき、地景入り、沸映り立つ。刃文 直刃、匂深く、小沸厚くつき、砂流しかかり、金筋入り、裏中程に二重刃ごころの湯走り交じり、匂口明るい。帽子 小丸に返り、少し掃きかけ、地の方に向けて沸の喰下がりを見せる。彫物 表に護摩箸、裏に腰樋に添樋。茎 生ぶ、先栗尻、鑢目切り、目釘孔一、目釘孔の下茎中央に大振りの三字銘がある。 説明 来国光は来国俊の子或は弟子とも伝える刀工である。来派の中で最も作域が広く、器用な刀工とみなされており、現存する作品も一派の中で最も多い。経眼する年紀作の上限は嘉暦元年で、下限は観応二年に及んでおり、作刀期間の長さと、作風・銘字の変遷の点から、初・二代の存在を唱えるむきもあるが、一代説も根強く、今後の検討に俟つべきである。 この短刀は、身幅広めで寸延びごころに内反りのつく姿態に、地は小板目つみ、地沸厚くつき、刃文は匂深の直刃に小沸が厚くつき、砂流し・金筋かかり、二重刃・湯走りを交え、帽子は小丸で少し掃きかけ、地の方に向けて沸の喰下がりを見せるなど、刃取りそのものはおだやかながらも覇気に富む作域を示した佳品で、茎の銘字も典型的である。」 以上。 また、本作品は平成十七年十一月の日本美術刀剣保存協会に於ける本部定例鑑賞会の鑑定刀として使われました。 ※日本美術刀剣保存協会の刀剣美術十二月号第五八七号付き。 |
価格 5,600,000円 (消費税、国内送料込み) |
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