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2008/05/23 18:32 KST
世帯所得の格差8.41倍、2003年以降最大に


【ソウル23日聯合】統計庁が23日に発表した第1四半期の家計収支動向によると、全国2人以上世帯における世帯当たりの月平均所得は341万5000ウォン(約34万円)で、前年同期比5.0%増加した。物価急騰に伴い、物価上昇率を反映した実質所得増加率は1.2%の増加にとどまり前年同期(4.0%)に比べ大幅に鈍化したが、昨年第4四半期(0.0%)に比べるとやや改善された。

 所得上位20%の月平均所得は731万2000ウォン、下位20%は86万9000ウォンで、所得上位20%の平均所得を下位20%の平均所得で割った「所得5分位倍率」は8.41倍に達した。関連統計を取り始めた2003年以降では最大となり、所得格差が最も拡大したことが明らかになった。第1四半期ベースの所得5分位倍率は2003年の7.81倍から2004年は7.75倍にやや改善されたものの、2005年は8.22倍、2006年は8.36倍、昨年は8.40倍と拡大の一途をたどっている。

 全国世帯の第1四半期の月平均消費支出は241万9000ウォンで、前年同期に比べ5.3%増、実質的には1.5%増となった。項目別にみると、国際原油価格の急騰で燃料費や電気代など光熱・水道費の支出が前年同期比14.6%、租税や社会保険料など非消費支出が12.6%、それぞれ増加した。