【ジャカルタ井田純】オーストラリアのラッド首相は23日、来月8日から5日間の日程で、日本を訪問すると発表した。ラッド首相の訪日は就任以来初めて。福田康夫首相との首脳会談では、地球温暖化対策や災害援助での協力などで意見交換を行う見通し。
豪ラッド政権は07年12月の発足以来、一貫して日本の調査捕鯨を強く批判し、両国関係もぎくしゃくしていた。また今年3、4月のラッド首相の外遊では、米国、欧州歴訪の後、中国に滞在しながら、日本に立ち寄らなかった。このため、野党や国内メディアなどが「日本を軽視している」と批判していた。
毎日新聞 2008年5月23日 18時15分(最終更新 5月23日 19時17分)