【衝撃事件の核心】マックでＡＶ撮影（下）　本業「歯科助手」の“女優”　ギャラわずか６万円で大暴走 (1/3ページ)

　営業中のマクドナルド店内で「露出系ＡＶ」を撮影するという信じがたい破廉恥行為をして逮捕された男女４人。「本業は設計業」という“監督”は、やはり「本業は歯科助手」という“女優”を使い、放課後の高校生たちが談笑する店内でいかがわしい行為を撮影させていた。借金、投稿マニア、スカウト…。芸能プロにすら所属せず、ギャラの相場さえ分からないハチャメチャＡＶ撮影団は、「コストカット」と「撮影趣味」などの要因で増幅し合い、ひたすら暴走した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（加田智之）

　■根は「投稿マニア」…スポンサー知人男と「趣味の会」で知り合って

　摘発されるリスクの高い「営業店内でのコッソリ撮影」に、監督の石井邦和容疑者（５２）が踏み切った理由は何だったのか。

　本業は設計業で、デパートやスーパーの売り場設計を手掛けていたという石井容疑者は２０００万円もの借金を抱えており、その返済のために、素人ながらＡＶ撮影をしていたようだ。

　借金返済という目的があるため、利幅を上げるために“経費削減”にこだわった石井容疑者。「ホテル代が惜しかった」という趣旨の供述もしているようで、そのセコさゆえに営業中のマックを“舞台”に選んでいたという事情がある。

　けれども、理由はそれだけではない。

　捜査幹部が語る。

　「石井容疑者にＡＶ撮影を依頼していた人物がいました。中部地方に住む知人のＸです。Ｘは石井容疑者から“納品”された映像を編集し、東京都内のＡＶ関係の会社に販売していたのです。石井容疑者はＸに５００万円の借金がありました」

　借金返済のため選んだ手段がＡＶ撮影・販売だったというのだが、もっと踏み込んで調べてみると…。

　石井容疑者とＸ人の共通の趣味は「投稿」だったというのだ。

　自分の彼女などの裸の写真を撮って“専門雑誌”に投稿することを趣味としており、２人は都内で開かれた「同じ趣味を持つ同士の集会」で知り合ったのだという。

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