タイトル | : とはいえ、結局のところ |
記事No | : 1208 |
投稿日 | : 2008/05/19(Mon) 16:03 |
投稿者 | : 赤木智弘 |
一連の香ばしい書き込みに対しての結論ですが、 フリーターや派遣労働者に対して、偏見を持ってしか接することのできない人に、私は期待などしていませんし、また彼らを説き伏せることに意味があるとも思っていません。 私が彼らにこれまで反応を返していたのは、ちょうどそうした内容の執筆をしていたからで、彼らの反応は格好の「ネタ」になりました。その成果はいずれおみせできるかと思います。
私が期待をかけるのは、少なくとも現状の雇用のありようを問題視し、より良い社会を作ることに対して前向きな人たちです。 それは旧来の平等を振りかざして差別を固定化しようとする左派ではなく、ただ現状肯定のみをし、市場経済主義を他者にのみ適用し、自らは城壁の内側に引きこもろうとする右派やネオリベでもなく、目の前にいる人の「努力」を本当の意味で認めることのできる人たちです。 私は「経済効率」の視点から、彼らと連帯できないかと考えています。もちろんセーフティーネットも経済効率で考えてしまっていいと考えています。「しっかりとしたセーフティーネットを作るほうが、経済がうまく拡大できる」という方向性さえ生み出せれば、企業が金もうけをすることと、社会福祉が反目することはないはずですから。
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