産科医・助産師不足問題を考えようと、新日本婦人の会県本部(石原靖子会長)が24日、甲府市の下今井町南部市民センターで、シンポジウムを開いた。医師、助産師、非営利組織(NPO)、県福祉保険部担当者の4人がパネリストとして出席した。
県の担当者は医師確保策として「他県で勧誘を行っている」などと説明。また、助産師と連携した医師の負担軽減策も紹介した。
質疑応答では、「自宅から病院まで50分かかった」「静岡県で子供3人を出産した」などと、お産で苦労した経験を話す人もいた。
県によると、人口10万人当たりの医師数は8・8人。全国平均の7・9人を上回るが、産婦人科医師数は06年12月現在78人、04年に比べ7人減少した。【水脇友輔】
毎日新聞 2008年5月25日 地方版