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　北海道釧路市の市立鶴野小の男性教師（４３）が、担任する１年生の男子児童に「うそつき」と書いた紙を張っていたことが２４日、分かった。男児がクラスメートのお尻を指で突くいたずら「カンチョー」をしたことを素直に認めなかったため、という。保護者が学校に事実確認を求めて発覚。関川明男校長（５４）らが児童と保護者らに謝罪した。同校では教師を担任から外すことを含め、対応を検討している。

　鶴野小によると、教師が男児に張り紙をしたのは、１９日午前の５分間休憩中だった。クラスメートから、男児に「カンチョーされた」との申し出があったため、教師は男児をクラス全員の前に呼び出した。教師が「やったのか」と聞いたところ、男児は「僕はやってない」と認めなかったため、頭を平手で２回たたき、ふくらはぎを蹴った。泣きだした男児は追及され「やりました」と認めたが、教師は「正直に言わないのを『うそつき』と言うんだ」と言って、Ａ４のプリントの裏に「うそつき」と書き、男児に張り付けたという。

　直後の４時間目は、身近な人や社会、自然とのかかわり方を学ぶ「生活」の授業だった。教師は男児に「そのまま座りなさい」と指示。男児は約５分後に教師が紙をはがすまで、張り紙されたまま、授業を受けさせられたという。２１日に男児の保護者から学校側に事実関係の確認があり、事態が発覚。関川校長が教師と男児宅に出向いて謝罪した。

　教師は「冷静に考えればとんでもないことをした」「申し開きできないことをした」と話しているという。学校側は２２日に同クラスの保護者会を開き、事実関係を説明、謝罪した。しかし、複数の保護者から「同様の行為が繰り返されるのではないか」と心配する声が上がっているという。関川校長は「一連の行為はあってはならないこと。指導を逸脱している。特に紙を張る行為は子どもの人権を無視している」として、今週中にも教師の処遇を決める。

　［2008年5月25日8時3分　紙面から］

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男性教師

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