式典には会員などおよそ130人が出席しました。玉野ロータリークラブは昭和43年に岡山南ロータリークラブをスポンサークラブとして県内12番目のクラブとして発足しました。これまでに聴覚障害者の支援や手話通訳の会との交流、植樹活動などを通じて玉野地域に貢献してきました。会員数はピーク時には50人を超えましたが現在は36人で活動しています。松尾洋二会長は「40周年を機に新しい奉仕の理想を目指して更なる飛躍を誓います」と挨拶。40周年記念事業として玉野市にAED8台と方舟のオブジェを寄贈しました。
会場にはおよそ100点のいけばな作品が並べられ、華やかな雰囲気に彩られました。池坊児島支部には現在14人の指導者がおり、各指導者が門下生を教えています。毎年1回展示会を開催しており、今年は「瀬戸のセレナード」というテーマで開かれました。会員らは親しい人や家族などに感謝の気持ちを込めて季節の花を生けました。児島支部長の前田正美さんは、3年前に亡くなった父親へ贈る作品を展示しました。中学校から本格的に生け花をはじめた前田さんは稽古のたびに父親と一緒に山へ出かけ、花材を採ったそうです。児島支部長になった今も父親に感謝の気持ちを忘れず、当時と同じように山で採ってきた花材を生けました。また、矢野由起さんは瀬戸大橋開通20年を記念し瀬戸大橋をイメージした作品を出品し、訪れた人の目を引いていました。池坊児島支部では若い世代に日本の文化を伝えようと生け花の無料体験会も実施しているということです。この生け花展は25日も午後4時まで倉敷ファッションセンターで開かれます。
会場には18人のメンバーが身近な風景や人物などを題材にした油彩や水彩画など、およそ50点が並んでいます。燈仄会は倉敷市本町の洋画家河 修平さんの門下生でつくるグループです。河原さんは倉敷美術協会の立ち上げの中心メンバーの一人でもあり、昭和49年に亡くなるまで後進の指導にも尽力してきました。この燈仄会は河原さんの呼びかけで52年前に発足し、現在は50代から70代の36人のメンバーが活動しています。心を奪われてうっとりとするような作品を描こうと名づけられた「燈仄会」では、「人まねではなく、自分自身を追及した作品にこだわるように」という河原さんの言葉を噛み締めながら、それぞれの個性を活かした作品を描いています。倉敷市の洋画家河原修平さんの門下生によるグループ燈仄会の作品展は25日まで倉敷市立美術館で開かれています。