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ヒラリー最悪の失言…オバマ氏の暗殺期待?の発言に非難ごうごう

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 米大統領選の民主党指名争いで土俵際に追い込まれているヒラリー・クリントン上院議員(60)が23日、予備選から撤退しない理由について「(1968年に民主党予備選を戦っていた)ロバート・ケネディ氏は6月に暗殺されたわ」と発言した。ライバルのバラク・オバマ氏(46)の暗殺を期待しているとも解釈できる失言に、米メディアでは非難の嵐が巻き起こった。ヒラリー氏は即日謝罪したが、自らが逆風を起こしてしまった形となった。

 ついにタブーに触れてしまった。23日、サウスダコタ州での取材で、最後の抵抗を続ける理由について聞かれたヒラリー氏。92年、夫のビル氏が6月まで予備選を続けていたことを例に挙げると、さらにもう一つの事例を付け加えてしまった。

 「みなさん覚えているように、ボビー・ケネディ(ロバート・ケネディ元司法長官)は6月に暗殺されたわ。(撤退は)私には理解できない」

 68年6月、同じ民主党の予備選最中にケネディ元大統領の弟で、当時大人気だったロバート・ケネディ氏は暗殺された。カリスマ候補の死。オバマ候補の暗殺を期待するかのような失言に、オバマ陣営は「不幸な発言」とコメントしたが、米メディアは「不穏当な発言」とこぞって取り上げた。

 ヒラリー氏は即日「私の発言が我が国と、特にケネディ一家のトラウマに触れてしまったのであれば後悔している。そんなつもりは決してなかった」と謝罪。予備選継続の正当性を訴えたかっただけ、との意思を強調した。

 だが、この釈明で騒ぎは終わりそうにない。米国ではカリスマ性の高いオバマ氏の暗殺が懸念されている。通常では予備選の段階でシークレット・サービス(大統領警護)が候補者を警護することはないが、オバマ氏は特別。イリノイ州選出の上院議員らの要請を受けたという異例の形で07年5月から身辺警護が行われている。

 陣営内では、黒人が大統領になる可能性が高まるほど暗殺の懸念も高まるとの声がある。当初は、黒人層の支持者がオバマ氏の身を案じ、予備選ではわざと勝たせないのでは、との憶測もあったほどだ。

 ヒラリー氏の発言を受けて、暗殺されたロバート・ケネディ氏の息子は「(ヒラリー氏に悪気がなかったことは)文脈からも明らか。みんな怒るべきではない」とかばったものの、ヒラリー氏のイメージ低下は避けられそうにない。

 ◆米大統領選関連の失言・暴言
▼「まるでナチス」 88年の米大統領選に出馬した民主党候補のデュカキス氏が、共和党候補のブッシュ副大統領(当時)からリベラル的思想を「左翼的」と批判されたことに「不正確な口舌、虚言に満ちた選挙運動」と猛反発。「デマを繰り返し、信じ込ませようとするナチスのような手口だ」と反撃した。
▼ささやきが 00年の米大統領選の共和党候補のブッシュ・テキサス州知事(当時)が集会で、同氏の批判記事を書いた新聞記者を発見、近くにいたチェイニー元国防長官に「あいつはメジャーリーグ級のアスホール(大ばか野郎)」と耳打ち。その声をマイクが拾って会場全体に広まった。
▼“粉飾魔” 00年の米大統領選に民主党候補として出馬したゴア元副大統領が99年、インタビューで「私がインターネットを発明した」と発言。選挙戦本番で敵対したブッシュ陣営から「連続経歴粉飾魔」と非難された。
▼参謀辞任 今年3月、オバマ氏陣営の幹部のサマンサ・パワー氏が「ヒラリーはモンスター。これはオフレコだけど。彼女はどんなことでもやる」と英紙の取材に語ったことが発覚。批判を浴び「弁解の余地がない」として引責辞任。パワー氏は記者出身でピュリツァー賞受賞者。



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