あれから5年が経つ訳です。 一年のなかで最も記憶に残る日というと自分の誕生日だったり、8月15日だったり、人によってはクリスマス、ってな話しになる訳ですがぐっちーの場合あれ以来すっかりこの9月11日が最も意識に残る日となっています。
あの日はよく覚えています。 いつものように六本木で北野武さんと飲もう、とちょうど集まったんですね。当時まだ外資系の投資銀行にいたもので、途中NYKの電話で呼び出されるわけです。何せ最初はワールドトレードセンターに飛行機が突っ込んだ、と電話で言われるわけですから、そんなアホな、というのが第一印象で、せいぜい、小型のセスナかなんかが間違ってぶつかった(当然飛行機は大破するもののビルはなんともない)というシーンを想像した訳です。
武さんもアメリカはそこらじゅう、セスナが飛んでるからな〜、なんて笑っていたモンです。しかし、その後ワールドトレードセンターにある某銀行と電話が繋がらないとか、いろいろな電話がNYKからかかってくるようになり、「え、まじ??」 という感じでその店でCNNを付けてもらった訳です。そのシーンはもう目に焼きついて離れないもので、煙を上げる戦艦みたい奴がただ立ち尽くしている・・・、これはただ事ではないことはすぐにわかりました。
さすが世界の北野武でして、これはテロだぜ!! と直感されたのみならず、おい、ホワイトハウスも狙うんじゃねーのか、とおっしゃってたのをよく覚えています、(事実狙ってましたね)。
あれから5年。アメリカと日本を行き来しつつ仕事をしているぐっちーの実感としてこれほど日米が緊密になった時代はなかったんじゃないでしょうか。もちろん小泉純一郎という異能な人がいたことはあるのですが、全てはこの9・11が事の発端だと私は思っています。
その後やれ、ネオコンだ、なんだかんだとくるわけですが、奇しくも日本はアメリカにとっての最大の「バディ^」になり始めたのがこの日だったと考えています。その後トヨタの生産台数がGMに迫ろうとも、アメリカの国債の入札で8割を日本が落とそうとも、ジャパンバッシングも起きませんでしたし、お陰でドル円も究極の安定を見せる訳です。これだけの低金利政策を続けられたのもアメリカ経済という後ろ盾があったからですし、小泉さんの路線も影響したでしょうが、日本がアメリカの軍事力という後ろ盾を有効活用してきたのもまた事実でしょう。
そう考えてみるとこの9・11は戦後の分水嶺に数えられるのかもしれません。卑近な例で言うと私の友人達(アメリカ人)はしばしば初対面の私の友人(日本人)に向かってバディー、とかブラザーとか呼び出すようになりました。これは考えられない変化だと思ってます。日本人はみんなブラザーなんですよ(笑)。 この蜜月がずっと続くとは・・・正直思ってません。いつかこの反動がくるでしょう。ブラザーだと思ってたらコノやろう、という時期も来る筈ですが、まあ、アメリカの妾なんていわれていたのに比べればはるかにまし、だと思いますけど(笑)。
いずれにせよ、この日米一体化(どっちがどう、とは敢えて言わない)というのはどうも必然の流れのように見えてしまってまして、ドル円も、金利もはたまたM&Aもこの流れには抵抗できそうもない・・・と考えている今日この頃であります。間違いなくここ数年のキーワードはこれでしょうね。経済的にはアメリカに飲み込まれているような感じがするわけですが、文化的には日本の方が深みがありまして、すしの流行だけではなく、かなりの日本ブームがアメリカで起きるような気がする訳です。これはちょっとビジネスでも生かせるかもしれませんが、詳しい話はまた♪ |
ユダヤ系人種から見ればブラザーかも知れませんね。
我々製造業関連の人間はあなた方金融屋を戦々恐々とし眠れぬ日々を送っているわけですが。
日米関係は、「establishment」 と皮肉な言い回しかと思えば、辞書にあまり出ていない「組み込まれた」「一体化した」と訳されるんだそうですね・・
ドラゴンボールではフュージョンつーのがあって、二人が合体すれば何倍も強くなるという技なんですが・・日米関係ってそんなカンジなんでしょうかね・・
確かに2国で世界経済と軍事力の半分を牛耳り、研究開発費ベースなら・・軍と民生でやはり半分以上(おそらく70パーセント近いのでは)を支出している・・たしかにすげぇっすよ。
ついでにCO2の消費が今の半分になれば・・超国家同盟かも・・
日本をひっくりかえすのは
アメリカをひっくりかえすのよりは
感嘆符。
腕・胴体・頭にわかれてて
合体すると倒すのが大変になるやつが、
グレートジンガーだったか。
しかーし詳細説明をみると
「仲が悪いらしい・パーツ同士でしょっちゅう言い争いしてる」て・・・
これ考えたスクエニの中の人に爆笑しましたけど
国家の同盟や協力関係を考えると深い・・・のかもしれません。
・・・あ、お笑いコンビのあいつらのことかー!
部屋のテレビをつけると(中国の衛星チャンネル)、貿易センタービルが崩れ落ちる映像が流れていた。
これは新しい映画の宣伝で、CGにしては迫力ある映像だなーと思った。
そのうち漢字のテロップが流れ、それが実写、テロであることを知って、驚愕した。
程なくロシア人の友人がやって来て、「今日本に帰ると、三沢のF-16に打ち落とされるからやめろ。」と言った。
その日は彼の家に泊まり、テレビでプーチン大統領の演説を聴いた。険しい表情で反テロを語り、全国民にローソクを灯して犠牲者へ哀悼の意を表わそう、と話しかけていた。
あれから、5年・・・。正直、あの時のプーチン大統領はかっこ良かった。
日米とまでは言わずとも、もうちょっと何とかなりませんか日露関係、ぐっちーさんはどう思われますか?
こんな煽りのコメントに釣られることもないかも
しれませんが:
>ぐっちーさん他外資系にべったりの金融関係者は
>ユダヤ系人種から見ればブラザーかも知れません>ね。
「外資ハゲタカ論」同じくこういうレッテル張りは
いい加減やめてほしいものです。
もう結論は出てるでしょうに。
>我々製造業関連の人間はあなた方金融屋を戦々
>恐々とし眠れぬ日々を送っているわけですが。
製造業の中にはフェアな市場で事業の拡大や海外
進出にむしろ「チャンス」と捉えているところも
あります。
自分=世間の常識と思い込んだ発言はやめても
らいたい
戦争で日米は相対し、多量の血を流した。平和条約を結んでも、血は敵対関係のままで、同じ陣営で、共に血を流さない限り続く。
有史以来人類が持ち続けてきた戦いの、流血の論理と思う。
九月の事件で日本人も死に、インド洋での給油補給、イラクへ自衛隊派遣で、共に同じ陣営で血の儀式を済ませた事になる。
経済の一体化、経済と軍事は表裏一体であり、ECも平和の為の軍事同盟と言える。ドイツ皇帝の子孫が提唱し、日の目を見たと聞いた。NATOではなく、軍隊も統一されるのも予定段階では?
日米も経済が一体化するなら、軍隊も一体化されるのは定石であり、統一司令部へのまず第一歩が、司令部の日本移転と考えるのは常識になると見るけれどなぁ。
ぐっちーさんは経済面ばかり見ているらしいが・・・・
あれから5年、恐怖と怒りが薄まってきた今、また何かが起きそうな気がしてなりません。
テロと天災は忘れたころにやって来るのだろうと。
テレビでやっています
まだ 5年しかたっていないんですね。
なんだかもう随分たったような気がします
もう 2度とあんな悲惨な事は起こってほしくないですね。
まちがった思想によって 尊い命を奪われた方々
そして、遺族の方々に心より哀悼の意を捧げます
当時NJに住んでいたので胸を締め付けられながら見ています。
急いで家に帰った後、食い入るようにTVを見続けていたら、まだ3歳になったばかりの娘に、なぜ何度も何度も飛行機がビルにぶつかっているの?と尋ねられ、答えることができませんでした。
どう結論が出ているのですか?ユダヤ、ハゲタカ云々のレッテルはりは誇張としても、一面の真実はついているのではありませんか?
>製造業の中にはフェアな市場で事業の拡大や>海外進出にむしろ「チャンス」と捉えていると>ころもあります
フェアとは誰にとってですか?殿程度のところがフェアと捉え拡大しようとしているのですか?そりゃチャンスと捉えられるグループにとってはフェアでしょう。都合がいいから。
概して言えば、もともと競争にさらされていた業種がさらに競争にさらされ、保護されていた業種が若干の自由化・競争の名の下チャンスを与えられた側面のほうが大きいでしょう。
いい加減に一方的ルール、習慣の設定を国際化だのフェアだのいう単純なレッテル張りは、金融=悪、ハゲタカ説と同様、勘弁してほしいですね。
一方では、汝の敵を愛せよ、ですが、十字軍には、敵に対する愛はなかったでしょう。
自爆テロですから、テロリストも命を捨てているというか、少なくともこの世における生を捨てている。
憎悪の根本原因や人間の衝動を止める方法を考えないと、武力によるテロとの闘いは、やられたら、やり返すを繰り返す。テロを、憎悪を、増幅させるだけだ。
高層ビルには、絶対に向わない飛行機、或いは、飛行機を寄せ付けないテロバリア付高層ビルとか、酸素マスクが降ってくるように、テロにあったら、機内に笑気ガスが噴射されるとか、戦意を殺ぐ様な匂いや音が流れるとか、この世の生に執着して死にたくなくなるような物質とか、人間の生理と摂理と心理の研究が進むことと、人間の理性と叡知と生への執着と、他人の命と宗教を尊重する寛容に期待したい。
>いい加減やめてほしいものです。
>もう結論は出てるでしょうに。
単純な、外資=ハゲタカは、ちょっとちがうのではと、思います。
しかしぐっちーさんがリンクされている、やじゅんさんのところで、キグリーなる学者を知
り、著作を読んでみました。
http://blog.goo.ne.jp/junyastone/cmt/bd34368dccf0ce45420dadcf2f951c50
やじゅんさんも、Carroll Quigleyは米国にいた頃、色々なところで言及されていて(ジョ
ージタウンの友人から聞いたこともありますし、最近訪日したSteven Yates氏も論じられ
たようです)、私も抜粋は読んだことがあります。これほど昔の人が今なお影響力を持つ
のは驚きです。抽象的な理論ではなく、事実に立脚する実証的な記述は「陰謀論」で片付
けられないものがあると聞きます。
と言われています。
人に教えてもらいましたが、ここでもキグリーの説明があり、こんなに凄いエリートだった
とは知りませんでした。僕もキグリーを知るまで、陰謀=馬鹿馬鹿しいと考えていましたが
、事実に立脚している以上、陰謀と簡単にかたずけられないのでは。
http://namegaeshi.web.fc2.com/
残された謎は「55」だけ・・・気になるなー。
と書き込もうとしたら、もっちゃんさん↑に言及していただいていて、びっくりしました。どうもありがとうございます。
私もよく分からないですけど、「陰謀論」と一口に言っても、いろんなものがあるんじゃないでしょうか。中身は千差万別、玉石混淆ですよね。乱暴な仮説(妄想?)が多いのも事実と思いますよ。