四川大地震の犠牲者を悼み、チベット亡命政府の駐日機関、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所は24日、東京都文京区の護国寺で特別法要を開いた。在日チベット人ら約130人が参加した。
同事務所のラクパ・ツォコ代表が「仏教では、すべての人に何かの縁があると考える。国境や民族など人間が作った壁を越え、心を寄せ、祈りを届けたい」とあいさつ。参加者はチベット語で経を唱えた。四川省西部の甘孜チベット族自治州が両親の故郷という亡命2世、ペンパ・ツェリンさん(40)は「〓川以西の情報が少なく心配している。チベット人、中国人を問わず、同じ人として一刻も早く救いの手をさしのべてほしい」と話した。【藤田祐子】
毎日新聞 2008年5月25日 東京朝刊