―前略― 先日のテレビタックルを興味深く拝見致しました。領収書の作成は知っていましたが出張旅費というのがあるのですね。今思い出してみると確かに不審なことがありました。私は中部管区機動隊に在籍していましたが、一般隊員の時に出張旅費に類するものを支給されたことはありません(当時は成田空港だけでも10回以上出動しました。) しかし私が隊本部付け(大隊長付)になったある日、成田から帰ると1日あたり数千円程度の「出張費」が支給されました。副官(警部)は「一般隊員には絶対言うな」と釘をさしました。私が「なぜ我々だけ支給されるのですか?」と聞くと、副官は「一般隊員は出動しても2〜3交代で非番や休みがある、しかし我々は毎日が当番日だからだ。」と言い私もなるほどと納得していました。なかなか上手いことを言うものですがあれが出張旅費だったのでしょう。警部クラスで、もう自由にあつかえたのでしょうか。ちなみにコーヒーや日用品、電池代に至るまで隊本部員も自腹でお金を出し合ってまかなっていました。 テレビタックルを拝見するとこれらも既に公然の秘密となっているようです。にもかかわらず平沢勝栄氏のようなOBまでもが反論しなければならない状況は非常に滑稽でもあります。もう誰が見ても不正が行われていると確信出来るのに「適正に運用されていると承知している。」とコメントを出す警察も幼稚ですが、それで済んでしまい誰もそれ以上追及出来ないのはなぜでしょうか? 私は警察が世間とかなり乖離しはじめていると感じています。景気後退が進む中、企業も社員も生き残り競争が進み、能力の落ちる物は容赦なく切り捨てられていく時代です。昔のように淡々と仕事をこなすだけでは許されず、常に自分を磨き、仕事や相手を分析して先を読み、隅の隅まで気を配った者だけが残る現代社会において未だに皆でめでたくお手盛りをやっているようでは当然時代に取り残されて行きます。だから上記のような幼稚なコメントを大真面目で出せるのでしょう。 また昔は警察が独占できたような情報や秘密、捜査手法さえも一般人が入手出来ます。ずいぶん前に警察をやめた私などは本格的な警察物ドラマを見て最近の捜査手法に感心することも良くあります。(あまり捜査手法を詳しく紹介するのも考えものでしょうが。)最近は内部告発も多く、ひょっとすると警察だけが独占でき一般人が入手出来ない情報はあまり多くないのかも知れません。 まずは世間を知ることでしょう。一般人の知的レベルは30年前よりかなり進んでいます。警察だけが今でも優位な立場にいると安心していればそこに進歩はなく、ますます遅れて行きます。完全に遅れたとき世の中も警察内部も大変な混乱が起きるような気がします。 ―後略―
▼関連発言 │ └◆59:本音のメール4/元・警察官 [黒木昭雄] 12/06 12:15-New-
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